好きを言葉で伝えられるうれしさ
言葉ってむずかしくて、つまり「思う」ってむずかしくて。
それでも思うことに向き合いたくて、こうして独り言のようにブログを使っています。
そこで書いてきたことを、とある企画に応募してみました。
ありがたいことに、大賞をいただきました。うれしいです。
50文字で綴ろう|バレーボール国内リーグ 50周年特設サイト
これらの記事で書いていることは、ずっと心にあって。
勝ち負けがあり、その中にも試合に出られる出られないっていうのもある。
喜びだけじゃ満たされない。
けれど、つながっていく喜びが「今」じゃなくてもこの先にあるとしたら。
魅力的な競技だと思う。好きだと思う。
誰かが喜ぶとき、誰かが悔しい思いをする。勝ち負けによって生まれる対岸が必ずあって、その場所は嬉しいだけでは充たされなくて。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月5日
泣きたくなるほどの喜びの熱も、その対岸に取り残されたように立ちすくむ切なさや悔しさの熱も。どちらもゆっくり静かに、土壌にしたいのだ。
その競技を見るひとの数だけ、思いをあらわす言葉は生まれている。
人それぞれでよくて、なんなら言葉にせずとも。
拍手という手段も好きだ。写真を撮るという手段も好きだ。
いろんなかたちがある。
それを見つけていく楽しさもある。
好きなもの、楽しいものがあるというエネルギーは、気持ちを少し上向きにしてくれる。
心を揺さぶるプレーを見せてくれている選手たちはすごい。その姿に勇気付けられる。悔しい姿もまた、人間のリアルだ。
手でも足でもなんでも伸ばしてみたらボールが繋がるかもしれない。
楽しんでいたら、体が思うよりも動いてくれてその落ちそうなボールに届くかもしれない。
その1秒先、行動や考え方を変えていくことで、良い方向につながってゆくこともあるのだとプレー(という事実!本当に目の前で起こったこと!)を見ていて思った。くやしいをうれしいに変えることはできるんだと。
ガチガチに塞がって苦しい生き方だったけれど、少しだけ、ほんの少しだけだけど伸びやかになれた気がする。
バレーボールに出会えたことは感謝でしかなくて、これからもゆるーく色んなことを思ったり言葉にしてみたりしよう、とわくわくしています。
スポーツに限らず、心がぐわーっと揺さぶられると、きれいごとのような言葉が並んでしまう。感動させるような大げさ感を生み出してしまうこともある(気がする。自分の場合・・・)。それはそれで、自分のその時思ったことなので、いいのだが。さらに、こういうチャンスがあるかはわからないが、そのプレーを見た別の人の想いに触れたり、プレーをする本人の言葉に触れたりして、自分の心がぐわーっと広がっていくとなお良くて。そこにある想いはひとつではない、だからこそ、伸びしろがあり、窮屈ではなくて、探していける。
東レの富松選手に、最後の1点は富松選手でしたねと話すと「そうでしたっけ?」とふんわかしている。「そんな感じなんですねえ」「うん、そう」。たぶん大事なのは自分が決めたことじゃないんだ、それよりもみんなで重ねた24点と25点にいたるまでの仲間のふんばりだったんだなあ。
同じく渡辺選手に「優勝おめでとうございます」と伝えると「ありがとうございます。でも自分、出てないです」とさびしそうに笑う。「みんなちゃんと見てます。天皇杯決勝もファイナル6最終戦も、突然井手選手との交代になったときもしっかりゲームを続けられたことを」と話すと「へへ、そっすね」と顔が優しくなった。おめでとうと言われると、嬉しいはずなのに苦しいのは自分がそのコートにいないということ。主将だからなおさらなんだろうなあ。
豊田合成の高松選手に「ファイナル、悔しかったですね」と話すと、「はい、でも準優勝という結果はすごいことだと思うので、全然前向きです」と。この人、すごくファイターだけど、熱の納め方を知っている。こうなるにはたくさんの試合を重ねないとできないし、たくさんの人の想いと関わってこないとできないよなあと。
話してみないとわからなかったことだった。好き、が盲目(心)にならぬようにしたいと思わせてくれる彼らの言葉だった。
「自分のうつ」との記録(4)
タイトルの通り、
人によってはあまり気持ちのいい内容ではありません。
なのでワンクッション!
自分は色んな方の体験記を読んでヒントをもらっています。それらが全てなのではなくて、自分なりに少しずつ欠片をもらいながら、考えることをしています。ヒントはたくさん落ちていればいるほどいいかなと思ったので、こうやって書いて残しておこうと思いました。
続きを読む【2016/17V・プレミアリーグ<ファイナル>】みんなが笑顔になれずとも、拍手をたくさん送りたい日。
ついに、V・プレミアリーグ男子のファイナルへ。長いようでいて、やっぱりここまでくると短かったような気もするのは残り2枚のチケットが寂しく思えたからで。
数々の試合を思い出しながら、東京体育館へ向かいました。この会場も、昨年末の天皇杯以来。あの売店のお姉さんからビールを買わねば始まらぬ、と意気込みます笑。
今回から仕組みが変わって、ファイナル3とファイナルで「ゴールデンセット」なるものを採用。
2016/17V・プレミアリーグにおける一部競技方式の変更について | バレーボール Vリーグ オフィシャルサイト
土曜日は男子ファイナル(ファイナル1日目)、女子のグランドファイナル(ファイナル2日目)の2試合を観戦。
NECと久光の攻防は1日目に続きグランドファイナルもフルセット。お互い粘るレシーブとここぞのアタックがとてもかっこよくて。バックアタックをばんばん打つのでとても興奮した!特に古賀選手は、レシーブを受けてからのバックアタック。タフネス。
最後の1点、託した山口選手と決めきった近江選手の泣きながらのハグが胸に残りました。
日曜日は男子のグランドファイナルを観戦。
2日間の感想を。
初日は豊田合成がこれまで調子の良かったニコ選手にしっかり2枚ついて仕事をさせず。また東レの米山選手・鈴木選手の間あたりにサーブを打ち込んでいたので彼らのバックアタック数をかなり減らしていた。ただ、2日間通してミドルがなかなか数字を出せず、苦しい展開に。東レがミドルに張っていたのか、セッターもなかなかボールを上げられない。サイド(イゴール選手)を使って応戦しつつ、ミドルをここぞで使ってもドシャットないしワンタッチで決まらず。攻撃の選択肢が減っていくのは、セッターとしても苦しかったと思います。
東レはサーブもレシーブも含めて全員が100%プラスαの仕事をしていた印象。苦しいときのニコ選手の気迫だったり(4セット目すごかった)、情熱をメラメラ燃やしながら集中的なレシーブを受け続ける米山選手だったり、難しいボールも含めて決めまくる李選手だったり。藤井選手がミドルにボールを集め、それがしっかり決まっていったので合成とは逆に「選択肢が増える」試合運びになったのではという印象でした。
豊田合成と東レの戦いが、バレーボールの面白さをぐんぐん引き上げていく。
東レアローズ、本当に本当に優勝おめでとうございます!
喜びと涙と。
監督と、参謀役と。(増村さん、最後まで気付かなかった…!)
表彰式。一人ひとり労う最年長の富松選手。
もう一人の最年長、米山選手。
最後の1点は、米山選手がレシーブして、富松選手がクイックで決めた。ただ、それだけのことだったのだけれど。ね。勝手に嬉しがるのは、いいよね。
写真と、思ったことを。
V・プレミアリーグファイナル男子。レシーブしたボールを鈴木悠二選手が二段トス、その信頼に応え自ら決めきる米山裕太選手。そして、こんにゃろ〜と言いたげにワキをグリグリ笑。リーグ中、よく鈴木選手の肩をポンポンしたり気にかけている印象があったけれど、今は肩を並べ力を引き出し合っている。 pic.twitter.com/LC6AIkl5mY
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月18日
V・プレミアリーグファイナル男子。デュースが続く緊張の場面、東レの強いサーブを豊田合成の山田脩造選手が受け、その頑張りに応えるように高松卓矢選手がスパイクを決めた。試合中いつも山田選手を励ましてる高松選手の、彼に向けた「やったな!」という嬉しそうなジェスチャーと表情が最高にいい。 pic.twitter.com/SCidoyQ3yX
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月19日
東レアローズ主将、渡辺俊介選手が優勝トロフィーを抱く。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月20日
シーズン後半は控えにまわり、悔しい想いが胸にあったかもしれない。でも皆知っている。彼がいつだってコートに立つ準備をしてきたことを。天皇杯決勝もファイナル6最終戦も、井手選手の負傷で突然の交代だった際にゲームを崩さなかった。 pic.twitter.com/WEHL4lqYWM
思うこと。昨シーズンよりぐっと多くの試合を見たからこそ、静かに多くのことが心の奥からこみあげていた。
昨年10月から開幕した2016/17V・プレミアリーグが今日、終わった。みんな同じ色のメダルを目指すから、全員が笑顔になれるわけじゃない。勝ったとしても、そのコートにいられない悔しさだってある。喜びも悔しさも、存在する人の数だけ生まれる。そんな夜を何度も越えての、今日だった。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月19日
誰かが喜ぶとき、誰かが悔しい思いをする。勝ち負けによって生まれる対岸が必ずあって、その場所は嬉しいだけでは充たされなくて。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月5日
泣きたくなるほどの喜びの熱も、その対岸に取り残されたように立ちすくむ切なさや悔しさの熱も。どちらもゆっくり静かに、土壌にしたいのだ。
東レ関連の記事。
この記事を読んでから李選手のこと「李さん!」って呼ぶようになってしまった。富松さんのせい!笑
富松崇彰×李博「東京五輪は2階席から…いや、おうちでテレビで李さんを応援してます(笑)」 | バレーボールマガジン
ナンバーの記事、ヨネさんの部分で泣きそうになりました。
昨シーズン、アップゾーンでひとりマイペースに柔軟をしているシーンが思い出されます。OQTのイラン戦以降の活躍やWLでの存在感。そして、今シーズンの「静」から「動」への変化。色んな景色が繋がっていくようでした。
ヨネさん関連つぶやき。自分で見直したくなったので。
東レアローズ、米山裕太選手。はじめの印象は「静」だった。アップゾーンでひとり柔軟をしていたり黙々と省エネな感じでランをしていたりと、自分の身体と向き合いながら準備しているように思えた。そして今は、その静かに燃える炎で蓄えてきたエネルギーをめいっぱいに放つような「動」を感じる。 pic.twitter.com/3q2Cg2J2He
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年1月30日
東レアローズ/米山裕太選手
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年1月30日
サーブの瞬間、後ろのダンマクと重なって弓を引き絞るような姿にも見えた。 pic.twitter.com/V7dQyXOgLM
連続得点からのテクニカルタイムアウトの時にヨッシャーって叫びながらベンチに向かってくるニコ選手&米山選手と、やったなと言わんばかりの富松選手のシーンが熱くて。 pic.twitter.com/uZJup5NwmD
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2016年12月25日
バレーボールNEXtでの富松選手との対談を読んだせいか、胸が熱くなる天皇杯でした。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2016年12月25日
優勝おめでとうございます!
チームの誰よりも叫び、喜びを表現していたなあ。 pic.twitter.com/Z94QWdMdLs
いままでのファイナル。これも見直したくなった。
・はじめてのファイナル(というか、はじめてのバレーボール観戦)
・にどめのファイナル(リーグを初めて通して見たシーズン)
【2016/17V・チャレンジマッチ】当事者じゃなくても。
もうすぐファイナルがはじまる。
女子は今日からだ。シーズンが終わってゆく。さみしい。
男子が始まる前に、V・チャレンジマッチのことを。
昨シーズン、初めて入れ替え戦というものを見に行きました。
『当事者のような、そうでないような、自分なんかが行っていいのかと直前まで迷いました。』
と、昨年書いたことばがあって。
今年も同じような想いはあったものの、行くことを早々と決めてしまっていました。
理由はとても単純で、
バレーボールを好きになったきっかけの選手を、ただただ見たいと思ったからでした。
越川選手がVリーグ最後のコートに立つ。
ああ、まだぜんぜん見れてないのに。まだ見ていたいのに。
なんで自分はこんな短い期間だけしか見られなかったんだろう。
発表当初はさみしくてぐるぐるしていたけれど、
彼からもらったものはなんだろうと思い出したとき、それは「バレーボールって面白いな」というシンプルでわくわくする、生まれたてのあたたかいエネルギーだったんだってこと。
それが、プレーを見たりインタビューを読んだりして積み重なって、楽しいな!もっと見てみたいし、知りたいな!という気持ちがどんどん更新されていった。
越川優選手は、愛されている。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年2月8日
対戦相手にも、今期でインドアを離れることを惜しまれている姿を多く見かけた。
まだチャレンジマッチ、黒鷲旗がある。彼の挑戦は続いている。プレーを見れば、さびしくなる以上に、きっとこれから先も挑戦を続ける場所で愛されていくんだろうと嬉しくなれるはず。 pic.twitter.com/0S0H9MlHCN
プレミア残留という、大切なお仕事を全うしたこと、本当におめでとうございます。
自分のプレーだけでなく、周りへの声がけも意識していたような。特に深津キャプテンを励まし続けていた姿が印象的でした。
越川優「次のリーダーに、経験もさせてあげたい、そして自分が支える立場になろうと」 | バレーボールマガジン
JTサンダーズ公式の2014年のインタビューを読み返してみたり。(あとで消えてしまうかもしれない)
越川 優選手のインタビュー | JTサンダーズ | JTウェブサイト
改めて読み返すと、
見せたくない
↓
どんどん聞いて、見つけてくれ
↓
支える立場になろう
という心の動きに驚く。
V・チャレンジマッチ2日目。3セット目にリードを奪われながらも、この日はストレートでJTサンダーズが勝利。2戦2勝でプレミアリーグ残留を決めた瞬間、静かにぎゅっと円陣を組む。その背中は、安堵しているように見えた。特にルブリッチ選手は体重を仲間に預けるように腕を回していた。 pic.twitter.com/AbWb8XFGYb
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月14日
円陣が解かれたあと、越川優選手とルブリッチ選手がお互いを労うようにハグ。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月14日
苦しい展開の中でこそ頼られ、奮闘し続けてくれた2人。笑顔を見ることができて嬉しかった。 pic.twitter.com/Lk6USVhLD8
V・チャレンジマッチ、越川優選手が常に射抜くような強い視線でコートを見つめる姿がずっと目に焼き付いている。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月16日
越川選手の好きな言葉・座右の銘である「前進」。あの一瞬も、貪欲に前進しようとしていたのかもしれない。 pic.twitter.com/1GI0WJofOw
イタリアでプレーをしていたときに「Avanti(前、前進)」という言葉をよく使っていたらしいです。今までどれだけ前進してきたのだろう、KOSHIKAWA7という背中が語るもの。
過去は見ることはできない(雑誌のインタビューで少し知るのみです)。でも、今をほんの少しでも見られたことを宝物にする。
なによりも、バレーボールを好きになるきっかけをくれて、本当に本当にありがとう。
1日先のことはわからないから、次は黒鷲旗で!とは明言できないのが切ないけども。
思ったことは、また追加していきたいです。
デンソーを好きになってしまったことや、大分三好のベンチ裏は楽しいぞ!ってこととか。
たくさんたくさん思うことがあって、今週はずっとぐったりしていました。
V・チャレンジマッチ1日目。ひときわ心を奪われたのは、デンソーエアリービーズ鍋谷友理枝選手。途中交代ながら運動量豊富にチームを勢い付け、5セット目のデュースを制し勝負を決めた。ここぞでの1点を決め、応援席へ向かってガッツポーズ&叫ぶ姿がとてもかっこよくて。ずっと目が離せなかった。 pic.twitter.com/epPNAYkbAd
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月12日
V・チャレンジマッチ2日目。デンソーエアリービーズが勝利しプレミアリーグ昇格の権利を得た。喜び合う選手たちの輪の外で、セッターの田原愛里選手とミドルのクリスティアネ選手が静かに健闘をたたえ合う。2人は試合中に何度も厳しく話し合い修正していたのを見たせいか、このシーンが胸に響いた。 pic.twitter.com/qknXAjWJ2z
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月15日
V・チャレンジマッチ1日目。大分三好ヴァイセアドラーのルーキー、米田亘希選手と高山伸悟選手。お互い点を決めた時に、相手の方が先に腕を振り上げ叫んで喜びコートをぐるんぐるんと走り回るムードメーカーズ。そのせいで、どちらが決めたのかたまにわからなくなったりする笑。 pic.twitter.com/H5cD3HJxf0
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月12日
V・チャレンジマッチ、JTサンダーズのベンチ風景あれこれ。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月16日
安井勇誠選手はそっと越川選手の背中に手を置く、井上俊輔選手は吉岡選手と越川選手の間にがっつり入ってギュッとする。
励まし方は選手それぞれ。 pic.twitter.com/3LfEWH5UkP
積み重ねて、勝ってゆくことに感動している傍らで。こんなことも思っている。
25点、3セット。勝つために必要なものがあるのだけれど。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月12日
たかが1点、されどあの喜びがはじける一瞬、あの一瞬を見たとき「優勝!!!」って心の中で叫んで幸せになる気持ちもあるよ。 pic.twitter.com/opMLRNirbB
「自分のうつ」との記録(3)
タイトルの通り、
人によってはあまり気持ちのいい内容ではありません。
なのでワンクッション!
自分は色んな方の体験記を読んでヒントをもらっています。それらが全てなのではなくて、自分なりに少しずつ欠片をもらいながら、考えることをしています。ヒントはたくさん落ちていればいるほどいいかなと思ったので、こうやって書いて残しておこうと思いました。
続きを読む【2016/17V・プレミアリーグ<ファイナル6大田大会>】対岸の景色も想いも忘れないでおく。
たくさん寝て日常に戻ったら少しだけ騒ぐ気持ちが落ち着いて体も軽くなったので、心に残ったことを書いていきます。
ファイナル6のすべての試合が終了し、ベスト3が出揃いました。
大一番の豊田合成戦にストレートで勝ち、1位抜けをして3/18・19日のファイナルで待つ東レアローズ。
2位の豊田合成、3位のジェイテクトSTINGSがファイナル3へ。
本当に、最後の最後までわからない大田大会になった。
豊田合成は「いつも通り」ができなかった印象でした。東レはサーブこそ走らなかったけれど、豊田合成のレシーブが安定しなかったところを鋭く突いていた。そのぶんの余裕で2セット以降は接戦を許さず勝利。
この日は、ビハインドも接戦も心折れずにじわりじわりと勝ちにいく豊田合成ではなかった。ストレートで彼らが負けると会場がざわついている気がします。それぐらい、彼らには「強者」のイメージがある。
大阪大会から気持ち良く勝てていないけれど、ファイナル3で「いつも通り」勝っていく彼らの姿が浮かぶ。
そして、3レグこそ負けが続いてしまったけれどファイナル6で粘り強い「見ている人たちを熱くする」バレーで勝ち進んだジェイテクトSTINGS。古田選手の負傷もあったけれど、バトンタッチした清野選手が思い切り打ち込んだように、みんなで精一杯勝ちに行く姿が浮かぶ。
ファイナル6大田大会。東レアローズとの大一番、豊田合成トレフェルサ高松卓矢選手がサービスエースを決めて吼える。今シーズンの特に3レグは高松選手のサーブからのブレイクが脅威で、彼にサーブがまわってくると何かが起こるんじゃないかって常に思わせてくれる。 pic.twitter.com/lXYK4oDNst
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月6日
ファイナル6大田大会。ファイナルへの切符を掴んだ25ポイント目を決めたのは、東レアローズのコートキャプテンを務めるニコラ選手。その瞬間、途中交代で久しぶりにコートに立ち声を張り上げ続けたキャプテンの渡辺俊介選手が勢いよく背中に飛びつく。共に喜びを分かち合うWキャプテン。 pic.twitter.com/frcccg9nm4
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月6日
ファイナル6大田大会。途中交代でコートに立ったパナソニックパンサーズ関田誠大選手。内定選手のころから、緊張が走る展開の時にこそ起用されているように思う。点を決めた選手にスポットライトが当たるその瞬間、やっぱりセッターは面白いと言わんばかりの表情でコートを走る姿が印象的だった。 pic.twitter.com/m5dqc4XvLj
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月7日
ファイナル6大田大会。ファイナル行きの切符を得て、リラックスしてごろごろしてるヨネさん笑。なんだかすごく充実して楽しそうで。バレーボールNEXtでの記事を思い出す。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月8日
もちろんこれからが本番で、どんな未来になるかはわからないけれど。ヨネさん、バレーボール楽しくなってますかー? pic.twitter.com/rmS8uokZj0
ファイナル6大田大会。ジェイテクトSTINGS、浅野博亮選手と興梠亮選手。ボールを繋ぐ喜び、仲間が繋ぐボールを決めきることができる喜びをめいっぱいにコートで表現していた。この一瞬が当たり前じゃないからこそ、大切な一瞬。 pic.twitter.com/HMeV19Ww1N
— shindy_jdi (@shindy_jdi) March 4, 2017
ファイナル6大田大会。ジェイテクトSTINGSが初のファイナル3行きを決め、浅野博亮選手がたまらず目元をぬぐう。プロフィールにある彼の今シーズンの目標が仲間と自分の力で叶ってゆく。「少しずつ大きくなっている」チームでさらに高みへ。https://t.co/82lGdbcPgW pic.twitter.com/zchYVwacT6
— shindy_jdi (@shindy_jdi) March 5, 2017
ファイナル6大田大会。ひときわ輝き会場中を沸かせた、ジェイテクトSTINGS浅野博亮選手。点を決めるたび、そして仲間のファインプレーがあるたびに、叫び、笑顔で走り回る。 pic.twitter.com/xHxyUVSirE
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月9日
どんな形であれ、真逆の体験をしたことがあって。
嬉しくて仕方なかった日も、悔しくてどうしようもなかった日も。どちらもあったから。
だから、どっちがすごいとか良いとかダメとか一時的な熱で焼かれないように。
こころとからだに静かに水を含ませておく。転ぶならば、優しい土がいい。
誰かが喜ぶとき、誰かが悔しい思いをする。勝ち負けによって生まれる対岸が必ずあって、その場所は嬉しいだけでは充たされなくて。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) March 5, 2017
泣きたくなるほどの喜びの熱も、その対岸に取り残されたように立ちすくむ切なさや悔しさの熱も。どちらもゆっくり静かに、土壌にしたいのだ。
【2016/17V・プレミアリーグ<ファイナル6大阪大会>】またいつか旅に出る
昨年の9月ぶりに大阪へ。
そういえば昨年は大阪へたくさん行った。5月にサッカーを見に吹田へ、6月はWLを見に行ったのでした。
高橋健太郎選手のオポジット先発で勝ってみたかったなあとか、フィンランドのバレーが面白かったなあとか。セッターの方のサーブが曲がりすぎて、エンドから見ていて面白かった。
思い返せば、そんな6月のおわりごろに心の体調を崩して。
ずっと静かに積み重なっていたものがあふれる引き金が重なってしまったのだよなあ。
そこから旅に出ることはかなわなくなり、毎日生きていたくないなあ、誰にも会いたくないなあとうすぐらい気持ちで暮らしていて。でもずっとスピッツの「僕はきっと旅に出る」を聴いてエネルギーを少しずつ貯めていた。
そして9月から少しずつ旅に出る。はじまりは大阪。
生きている間は生きよう、と思えたきっかけになって。そのかわり、特別なことは何もない、比べる幸福も不幸もない、ただ生きているだけにしようということを忘れそうになったら思い出していこうと。
そんなふうにして旅を重ねて、
たぶんバレーの2016/17シーズンで最後の旅になった大阪。
そこで色々見たこと感じたこと。
ファイナル6大阪大会。サントリーサンバーズ柳田将洋選手のガッツポーズと雄叫び。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年2月26日
ファイナルシリーズをみんなで戦い抜くための、大切なひとつのピースが戻ってきた。まだ自身の足は万全ではなかったかもしれないけれど、渾身のバックアタックはチームを上向かせるエネルギーとなった。 pic.twitter.com/aIHgc94Txx
ファイナル6大阪大会2日目。ジェイテクトSTINGS、浅野博亮選手のガッツポーズをいったい何度見ただろう。大きな怪我のためレギュラーシーズンの完全復帰は難しかったが、仲間が引っ張ってきてくれたファイナルステージの舞台で、攻撃に守備にエネルギッシュに動き回った。おかえりなさい! pic.twitter.com/3jCXDiWgDy
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年2月26日
ファイナル6大阪大会。ジェイテクトSTINGS浅野博亮選手の躍動。守備、攻撃、どのシーンも力強く粘り強く、なによりバレーボールができる喜びが全身から溢れているように見えて胸が熱くなった。4枚目はサービスエースを決めてこの日ベンチアウトだった高橋慎治選手や古田選手へのガッツポーズ。 pic.twitter.com/TTj4njVbZP
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年2月27日
ファイナル6は試される場所だなと感じる。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年2月26日
レギュラーシーズンの疲労、怪我を言い訳にできないし、戦術も研究され尽くしている。その中でどう戦うか。
コート上の一瞬一瞬の駆け引き、ベンチワーク、新戦力の奮起。これまで蓄えてきた力と進化していく力とが混ざり合い、ぶつかり合う熱量がすごい。 pic.twitter.com/6XRP99EFUV
不思議だ。今、大阪にいる。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年2月25日
バレーボールの試合を見に行って、隣に座る初めましての方とわーわー言いながら観戦した。楽しかった。
そして、一度諦めかけたけど店を出た初めましてのご夫婦に背中を押され肩身を寄せ合う立ち飲み屋で呑んでいる。美味い。
幸せとか良いとかじゃなくてさ。
◆美味しかったお店たち
立喰酒場 金獅子
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27067834/
ジムビームバー
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27083889/
ヴィア ビア オオサカ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27084065/
今度は友人たちを連れて天王寺のお店をはしごしたいなあ。