「最後の願い」をかなえたら
母の病気と、その後の彼女と家族の頑張りがあって今がある。
何度でも、すがすがしく、良かったと思える日々。
自分が尽くせる領域だと、自分自身が行動できるからよかったのだと思った。祈ったり願ったりをすることは変わらないが、行動して経過を当事者として受け入れるということは、ありがたかった。ずっとくたくたで、ふと泣きたくなることがたくさんあったけど、やっぱり良かった。
尽くしたからと言って、母は元には戻ることはなく、むしろ別の病気を重ねていっているけれど。当事のように絶望に打ちひしがれている様子はなくなった。
昨年自分がうつになり、それを心配した母は皮膚がんになったことを隠していた。手術を終えてからそんな報告があった時はびっくりした。
そんな母が言った。
「最後のお願い。一緒に岩手に行こう」
母のお母さん(おばあちゃん)のお墓参りと、妹さんの子ども(従兄弟)の結婚式。それに自分を連れて行きたいのだと言う。
昨年の4月、おばあちゃんのお葬式のときも「お願い」と言われて、なぜか『これは行かねば』と思った。
そして今回もそう思った。
母が「お願い」を口に出して言えるうちは、自分がまだ外に出られるうちに、可能な限りかなえてあげたい。
自分がうつになってからは余計に、タイムリミットが近いのだと感じる。
母の「最期の願い」をかなえたら。
力尽きるのかもしれない。
それくらい、その日にむかってお腹に力を入れている。
自分の人生はもうとっくのとうにいらないのだが、やれることはまだあるから。
MY OLYMPIC(越川優選手出演分)書き起こし【後編】
「自分のうつ」との記録(5)
タイトルの通り、
人によってはあまり気持ちのいい内容ではありません。
なのでワンクッション!
自分は色んな方の体験記を読んでヒントをもらっています。それらが全てなのではなくて、自分なりに少しずつ欠片をもらいながら、考えることをしています。ヒントはたくさん落ちていればいるほどいいかなと思ったので、こうやって書いて残しておこうと思いました。
続きを読む【2016/17 Vリーグオールスターゲーム】こんなにも楽しかったのは、選手たちの普段の頑張りがあるからこそ。
昨シーズンのファイナルを見て、もっと生で観戦したいなと思い、倍(!)は駆けつけてしまった今シーズン。どのチームも一番を目指す、だからこそみんな揃って一番ほしいものを得ることはできない。そういうことを改めて知り、体感する日々でした。
だからこそ、この異次元みたいな空間で、気がついたらずっと笑っていて。
ああ、すてきなおまけだ。心がやわらかくなる、とっても贅沢なおまけ!
Vリーグ、そして選手の皆さまのおかげで楽しい時間を過ごせました。
こんなにも楽しかったのは、普段の試合に真剣に向き合っているのを見せてくれているからこそ。
本当にありがとうございます!
ずっとこの時間の中には居られないけれど、バレーボールがより楽しくなる過程のひとつとして、頻繁でもなくていいから続いてほしいなあと思いました。
お出迎えふっかちゃん&ブイリー。
もっふもっふ動く。手の穴にネギが入る。
電光掲示板の1つがファミコン感あふれるドット画面。
これが通常のやつ。
その他、たんぶらーさんでちょこちょこ写真をアップしてます。
個人的にツボったできごと。思い出したらふやします、自分のために。
【チャレンジリーグ編】
・始球式トンネル(通らへんのかーい!)からの・・・
・ブイリーの頭がとれた(!)
・ハイ!ハイ!ハイハイハーイ!(得点したときみんなでやるやつ)
・瀧澤(タッキー)選手(つくば)の「んーーーーーーーーー、ハッ!」(ミスったときに目をつぶってためつつ開眼。たぶん切り替えている)←これ真似したい
・瀧澤選手がスパイク打つまえに「ぬぅおおおおお!」って叫ぶ。なぜか決まる確立高い。
・警視庁石川選手(リベロ)のレシーブや二段トス、細川選手(大分三好)のクロススパイク、ほんとにすてき。終始プレーで魅せるふたり。
・トヨタ自動車サンホークス松下選手の「1点取りまーーーす!」からのサーブ(かわいい&さわやかだけどボールの速さえぐい)
・栗木選手(VC長野)の1人時間差良き
・チームブイリー「いっけーいけいけいけいけ細川!」(高校サッカー的な)
・小林選手(VC長野)の「1点取るぞー」は拾ってもらえず、足の間にボールはさんで両手で声を張り上げるという(松下選手との待遇の差笑)
・中川選手(富士通)「もってこーーーーい!」→アレキサンダー選手(VC長野)がスパイク→いじける→アレキサンダー選手がトスでまわす→やっとキター!ってなったらブロックされる
・主審に「顔が悪い」で注意を受ける中川さん笑(その前のインタビューで、注目はアレクと僕の顔です!と言っていたので余計笑ってしまった)
・東京ヴェルディ飯塚選手が一番年上(35さい)だけど、ふっかちゃんチーム内で一番体張っていたよ(モッパー、ぞうきんがけ等)
・兵庫デルフィーノ白川選手へのベンチからのヤジ「アゴしまえ」
・辻口選手(大分三好・リベロ)のスパイク。客席からのサーブ(アテンド:イケメン3人組)。辻口選手はスパイクでも魅せる。
・全員でコートに入る。小川監督がスパイク決める笑
【プレミアリーグ編】
・公式練習中に渡辺選手(東レ・リベロ)がスパイク打ったーーーー!傳田選手(豊田合成)レシーブ、藤井選手(東レ)トスから。
・ツーで高松選手(豊田合成)を挑発する山本選手(サントリー)がもみあいしてチュー(つまりダチョウ倶楽部)×2回
・試合中いきなりイゴール選手(豊田合成)からからジルソン監督(サントリー・ふっかちゃんチームコーチ)に交代してスパイクするも越川選手(JT)にブロックされる→勢いで相手コートに行ってしまい越川選手にぎゅー(とてもかわいかった)。元同僚ということもあってふたりも笑顔。
・越川選手サーブで、石島選手(堺)が「越川ーーー!こっち打ってこーーーい」。思わず笑っちゃう越川選手。
・出耒田選手(堺・MB)のオポジットに震える。決めすぎ。
・出耒田選手と傳田選手のダブルクイック
・傳田選手がサーブミス&クイック合わずで会場から「えー!」(普段の試合ではない風景笑)
・傳田選手の足にサポーターがなくてとっても健康的な感じに(小学生の半ズボン的な)
・途中出場して活躍しまくる浅野選手(ジェイテクト)。賞ももらう。「おいしいとこもっていく」(ジェイテクト増成監督談)。あと、応援のゴージェイテクトー!の手フリをしててキュートでした。
・李選手(東レ)がいつのまにか白まつりに。(高松選手の白ユニを着て登場。そでのまくり方も伝授笑)
・清水選手(パナソニック)と柳田選手(サントリー)の悪企みで場外へ、からのユニ交換して出てきた(!)柳田選手は清水選手のルーティンの真似をしつつ笑、左手で打つもアウト。
・主審の判定に不服→石島選手や越川選手が主審に詰め寄る(恒例)→右足ドン→みんなで浮く(つまりダチョウ倶楽部)。3回目はお客さんも一緒に。
写真付きでつぶやいたものを(越川選手がもりもり)。
Vリーグオールスターゲームは、想像以上にすごかった笑。改めて「笑顔」は、見ると嬉しくて心があたたかくなるものだなあと思った。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月4日
普段はもちろん勝負事だから、勝者のコートに笑顔があればその対岸には悔しそうな顔がある。
でも今回は、コート全部で笑顔だった。こんなことがあるんだなあって。
バレーボールに興味を持ったきっかけは、越川優選手のサーブ。常に緊張感あふれるサーブ前のルーティンと表情に、見ているだけで手汗をかいていた。でも、オールスターではネットを挟んだ石島選手が「優!こっち打ってこい!」的なことを叫んで挑発(?)したのでこんな笑顔のサーブシーンに。 pic.twitter.com/hrHraKHpYv
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月4日
「(大輔が)僕を抜いてくれたっていいんです。でも、まだまだ抜かせるわけにはいかない(笑)負けたら、また負けないように何かすると思います」公式のインタビューを思い出して、涙腺が緩んでしまった。いつにもまして距離が近かったふたり。https://t.co/cibOsZQLT5 pic.twitter.com/LIoMgg7Lme
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月4日
越川選手のここ最近の対人練習は吉岡選手だったけど、オールスターでは八子選手と。始終ニッコニコなふたり。 pic.twitter.com/Kd4Jzqy8I9
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月4日
Vオールスター、TEAMブイリーには84年組が勢揃い。越川優選手、古賀幸一郎選手、富松崇彰選手、白澤健児選手、ベンチには佐藤和哉コーチ。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月5日
アワードで越川選手が「同級生が全員こっちのチームにいるので最後に楽しくやらせてもらえたらなと思います」と言っていた通り、笑顔があふれていた。 pic.twitter.com/ZFpJDIfpPW
今まで、畏れ多くて言えなかったけれど。Vオールスターでくるくる表情を変えて楽しんでいる姿を見て、これはもう言葉にしたい!と。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月6日
越川選手、かわいい、です。(言ってしまった) pic.twitter.com/4wMp6YakQX
続・かわいい詰め込み@Vオールスター。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月8日
表彰式で商品のパネルを受け取るために、ふっかちゃんぬいぐるみを腰にずぼっ!と迷わず入れたのに笑ってしまった笑。そしてしばらくそのままに。 pic.twitter.com/ZCabPQojIN
セレモニーにて写真撮影のとき、石島選手がお子さんを抱え直そうとしてよいしょ!(すごくパワフルで会場ざわめく笑)ってするのを思わず支える越川選手。石島選手が胴上げの時も、いきなり預けたイゴール選手(の高さ?笑)に驚いて泣いちゃったのをあやして、お父さんの姿を見せてあげていた。 pic.twitter.com/0hHBSpdwPq
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年4月8日
<素敵(?)写真&つぶやき>
乱闘!? 山本の挑発に怒った高松は… #Vリーグ #オールスター男子大会 #ふっかちゃん #ブイリー https://t.co/A7QwL35EI1
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年3月26日
【#バレー】#清水邦広 と #柳田将洋 がユニホームを交換するなど、 #Vオールスター ならではの光景も見られました。(写真:坂本清)#バレーボール #Vリーグ #vleague pic.twitter.com/CxCBuh51j7
— スポーツナビ (@sportsnavi) 2017年3月26日
【#バレー】豊田合成の #高松卓矢 もコート内外で目立っていました!(写真:坂本清)#バレーボール #Vリーグ #vleague #Vオールスター pic.twitter.com/EgUzQ7HpmH
— スポーツナビ (@sportsnavi) 2017年3月26日
【#Vオールスター】Teamブイリー、1984年度生まれ組で😍
— Vリーグ公式 (@vleague_or_jp) 2017年3月26日
古賀幸一郎選手(豊田合成)、白澤健児選手(パナソニック)、越川優選手(JT)、富松崇彰選手(東レ)、佐藤和哉コーチ(豊田合成) #Vリーグ pic.twitter.com/dQKyZxjDhW
Vリーグではライバルのチームですが味方になればホントに心強く
— 清水邦広 (@JIJIDJSARINA) 2017年3月26日
そしてすごく楽しかったです。
たくさんの方々に来ていただきありがとうございました。
またオールスターやりたいです。
次は僕もプレーしたいですね。
イゴールと一緒に!笑
越川さん。石島さん。ホントにおつかれさまでした!! pic.twitter.com/YqAUokskRc
大さんブロックできたのが嬉しすぎた💓
— わなかけんじ (@wanakakenji1121) 2017年3月26日
「いのちの車窓から」を読んでいると、「つぐみ」がipodから流れてきた
毎日「旅をする木」をカバンにしのばせていた。
心がぐにゃりとなる時は好きな一文を読むと落ち着く。
そんなマイ本棚(心のくすり箱)に仲間入りしてくれた「いのちの車窓から」(著:星野源)のこと。
買おうと思ったきっかけはこの記事。
ちょうど前日にこんな記事を書いていたから。
自分はちょっとぼやかして書いてしまったけど、そうそう、つまり「好きです」「すばらしいです」と伝える、表現することが好きで。
表現の前の、土台である「思い方」「感じ方」をまず自分なりに育てていきたい。
さらに表現(言葉だったり絵だったり写真だったり)がそれを愛おしいものにしてくれたら最高だなと思う。だから表現も磨きたい。
根っこも、手段も、すこしずつ育てていく。
「つぐみ」(スピッツ)
「愛してる」 それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
好きを言葉で伝えられるうれしさ
言葉ってむずかしくて、つまり「思う」ってむずかしくて。
それでも思うことに向き合いたくて、こうして独り言のようにブログを使っています。
そこで書いてきたことを、とある企画に応募してみました。
ありがたいことに、大賞をいただきました。うれしいです。
50文字で綴ろう|バレーボール国内リーグ 50周年特設サイト
これらの記事で書いていることは、ずっと心にあって。
勝ち負けがあり、その中にも試合に出られる出られないっていうのもある。
喜びだけじゃ満たされない。
けれど、つながっていく喜びが「今」じゃなくてもこの先にあるとしたら。
魅力的な競技だと思う。好きだと思う。
誰かが喜ぶとき、誰かが悔しい思いをする。勝ち負けによって生まれる対岸が必ずあって、その場所は嬉しいだけでは充たされなくて。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月5日
泣きたくなるほどの喜びの熱も、その対岸に取り残されたように立ちすくむ切なさや悔しさの熱も。どちらもゆっくり静かに、土壌にしたいのだ。
その競技を見るひとの数だけ、思いをあらわす言葉は生まれている。
人それぞれでよくて、なんなら言葉にせずとも。
拍手という手段も好きだ。写真を撮るという手段も好きだ。
いろんなかたちがある。
それを見つけていく楽しさもある。
好きなもの、楽しいものがあるというエネルギーは、気持ちを少し上向きにしてくれる。
心を揺さぶるプレーを見せてくれている選手たちはすごい。その姿に勇気付けられる。悔しい姿もまた、人間のリアルだ。
手でも足でもなんでも伸ばしてみたらボールが繋がるかもしれない。
楽しんでいたら、体が思うよりも動いてくれてその落ちそうなボールに届くかもしれない。
その1秒先、行動や考え方を変えていくことで、良い方向につながってゆくこともあるのだとプレー(という事実!本当に目の前で起こったこと!)を見ていて思った。くやしいをうれしいに変えることはできるんだと。
ガチガチに塞がって苦しい生き方だったけれど、少しだけ、ほんの少しだけだけど伸びやかになれた気がする。
バレーボールに出会えたことは感謝でしかなくて、これからもゆるーく色んなことを思ったり言葉にしてみたりしよう、とわくわくしています。
スポーツに限らず、心がぐわーっと揺さぶられると、きれいごとのような言葉が並んでしまう。感動させるような大げさ感を生み出してしまうこともある(気がする。自分の場合・・・)。それはそれで、自分のその時思ったことなので、いいのだが。さらに、こういうチャンスがあるかはわからないが、そのプレーを見た別の人の想いに触れたり、プレーをする本人の言葉に触れたりして、自分の心がぐわーっと広がっていくとなお良くて。そこにある想いはひとつではない、だからこそ、伸びしろがあり、窮屈ではなくて、探していける。
東レの富松選手に、最後の1点は富松選手でしたねと話すと「そうでしたっけ?」とふんわかしている。「そんな感じなんですねえ」「うん、そう」。たぶん大事なのは自分が決めたことじゃないんだ、それよりもみんなで重ねた24点と25点にいたるまでの仲間のふんばりだったんだなあ。
同じく渡辺選手に「優勝おめでとうございます」と伝えると「ありがとうございます。でも自分、出てないです」とさびしそうに笑う。「みんなちゃんと見てます。天皇杯決勝もファイナル6最終戦も、突然井手選手との交代になったときもしっかりゲームを続けられたことを」と話すと「へへ、そっすね」と顔が優しくなった。おめでとうと言われると、嬉しいはずなのに苦しいのは自分がそのコートにいないということ。主将だからなおさらなんだろうなあ。
豊田合成の高松選手に「ファイナル、悔しかったですね」と話すと、「はい、でも準優勝という結果はすごいことだと思うので、全然前向きです」と。この人、すごくファイターだけど、熱の納め方を知っている。こうなるにはたくさんの試合を重ねないとできないし、たくさんの人の想いと関わってこないとできないよなあと。
話してみないとわからなかったことだった。好き、が盲目(心)にならぬようにしたいと思わせてくれる彼らの言葉だった。