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写真とか、大事なこととか。忘れないようにするためのブログです。

【海外バレー】2018男子世界選手権観戦(1)出発まで

人生初の海外旅を終えたあと、もしまだ海外へ行きたいという気持ちがあるのなら次のチャレンジを考えていた。

バレーボールの大きな大会のひとつ、世界選手権を観戦すること。

今回はイタリア・ブルガリア共同開催。なんと日本はイタリアと開幕戦を戦うことに。しかも開幕戦はフォロ・イタリコという野外スタジアムでの開催。

www.jva.or.jp

その情報に胸が踊った。踊りまくってしまった。

この試合を見れたら、海外へ行くという自分にとってキャパオーバーなことはもう終わりにする。

最後だと思えば頑張れそうだと思った。

新しいチャレンジに向かって精一杯やってみようと心に決めて準備を始めた。

 

チケット購入

まずは2月に先行発売されるチケットを手に入れること。入手できれば、かなり早く飛行機や宿を準備できる。

チケットを買うとき、時差を考慮したのは初めてだった!

【ticketone】

スポーツだけじゃなく美術館の予約も取れる。アプリをダウンロードすればマイチケットをいつでも確認できるので便利。

https://www.ticketone.it/

チケットページでまず目に入るのはユヴェントスのマーク。ロナウドユヴェントスに移籍した影響なんだろうか?そもそも人気チームだから実際の影響はわからないけれど。

バレーボールの国際大会よりサッカーのリーグ戦のチケットがすぐ出てくるって、やっぱりイタリアといえばサッカーなのかなあと。

 

開幕戦、記念に紙チケットがほしくて決済がもたつく……!

さらにクレジットカードが使えず、PayPalで買えたのはなぜ? でも無事に購入できてよかった。郵送申し込みも、住所の記入方法に自信がなかったが、後日ちゃんと届いてくれた。

とりあえず、ここまで出来れば充分。試しにグループ戦のチケットはまだあるかな?と思って見てみると結構埋まっている。

でも、買えそう! ドキドキしながら、なるべく安く、とスタンド席の通し券を買い、やりきった感100%! グループ戦を見る予定は当初なかったんだけど……休みは取れるのだろうか……そんな不安もよぎりつつ、見れたらラッキーとしてとりあえずチケット争奪戦はやりきった。

飛行機と宿はまた後日。チケットを取るだけでどっと疲れてしまった(笑)。

 

航空券、宿

始めての海外旅で使ったのはエティハド航空。初海外旅の背中を押してくれた友人がチョイスしてくれた。

アブダビ経由というだけで刺激的だったし、機内食はどれも美味しく、席に余裕がある場合「こちらに移動しませんか」と促してくれるこころくばりも良かった。

今回の前提条件は、とにかく安いこと。そして、ローマに着く時間があまり遅くないこと(治安の面で)。宿泊場所は試合会場から徒歩で帰れる場所がいいなと思っていたので、ローマからの移動がある。そう考えると遅くとも夕方には到着したい。

その条件を満たせる中で、羽田便を使ってみたかったり、映画「タクシー運転手」のワンシーンに出てくる金浦空港へ立ち寄りたかったのもあってアシアナ航空に決定。

早朝便なので、前日夜から空港泊になることだけが少し不安だった。

 

そして宿。グループ戦のチケットが取れたので滞在期間がなんと10日以上ある……(初めての海外旅は4日間だった)。

ローマとフィレンツェは会場近くで安い宿を探し、どちらもアパートメントの一室をオーナーさんからお借りすることになった。フィレンツェの滞在期間は長く、さすがに通しで取れなかったので、前半・後半で分けることに。荷物の移動は面倒だけど、とにかく全てのことが未知すぎて何でもこい!という感じになってきた。試合さえ見られれば!

 

開幕戦とグループ戦の間に3日間あり、ローマでゆっくりする選択肢の方が妥当だったのだけど……

GRAPEVINEの『ナポリを見て死ね』が心の内に再生されて、誘われるように南行きが決定。北のフィレンツェへ行く前にまさかの逆走(笑)。

治安情報を調べて駅近は避け、海沿いの宿を予約。可能な限り長く、といっても2泊3日。移動に時間がかかるから、あっという間なんだろうなあ。

 

語学

前回の初めての海外旅で感じたのは、伝える力は旅を豊かにするということ。

次もあるとしたら、もっとその国の言語や英語を勉強をしておこうと思っていた。

チケットが取れた2月から、mondlyというアプリで少しずつイタリア語に慣れる練習。このアプリのいいところは日本語対応していることと、ジャンル分けしてあるので、興味のあるものから入っていけること。

文法の説明はないので、なんでそうなるの?とギモンが沸いたら次のステップへ進もうかなと。本を買うとか語学教室に行くとか。

もうひとつ、Duolingoというアプリも使ってみた。理由は、イタリア語学習の際に日本語ではなく英語がベースになっているから。難しいけれど、英語の勉強にもなるかなと。

(そもそも翻訳するときに日本語にしようとするから難しいのでは?と思ったりしていたので、慣れてくると英語⇔日本語にする脳を使わないのは楽だなと感じた)

 

出発が近づき、ついに語学教室の門を叩くことに。

先生の出身地がナポリだったので、教室最終日はナポリの地図を広げながら、素敵な場所とか、危険な場所とか……、色々と教えてくれた。とても楽しかった。

メインは食べ物の話(笑)。「揚げピザ」「茶色いジェノベーゼ」「スフォリアテッラ」「ババ」……とても幸せそうに語るのを見て、この方が担当の先生になってくれて良かったなあとしみじみ。

彼女がこどもの頃に良く遊びに行った『プローチダ島』の話を聞いて、もし当日余裕があれば訪ねたいなと思った。船を使うというハードルにビビリつつ……。

 

こどもの頃から人との関わりが億劫で、年を重ねるごとにますます億劫さに磨きがかかっている自覚がある。

なのに、こうやって語学を学んでいると、自分とは違うように生きてきた方への興味が次から次へと湧いてくる。

海外に行くことがなくなっても、語学勉強を通して世界と関わっていけたら良いなあなんて、これまで考えたことがなかったことを思うようになった。

 

次回から旅の記録です。