ついに1stは最終節。前節まで全勝し昇格を決めました!
アルプス一万尺をやったようで、楽しそうな姿に思わず涙。
昨年は2位で終わり、昇格はできず、2ndは優勝出来たのですが1stと同じリーグ戦にはいられないのでそのまま残留という結果に終わりました。
なので今年こそはという強い気持ちがあったんだと思います。とはいえ、本当にここまで全勝でこれるなんて・・・個人的にはかなりの驚きで。
そして今日は全勝優勝をかけて、同じく負けなしの豊科高と1位2位対決。気合いが入ります。
嬉しかったのが、受験のため退団した3年生たちが見に来ていたこと。コーチが彼らを呼び寄せ、照れながらも試合前の
円陣に加わります。ここまできたのは、みんなの力。卒業した先輩たちも含めて。
すでにこの風景で涙が出そうでした。
いい雰囲気です。
スタメン、ポジションはこんな感じ。
中村亮太がCBなのに驚き。トップ下もしくは
ボランチで活躍ているイメージが強いからだ。同ポジションの林が怪我をしていたからだろう。今日は林が出場する準備をしているので、途中で中村が中盤へ行くのかもしれないと
ホッシーさんが話していてなるほどと。
今日は両翼(ザブ・たけし)がよく走ってのびのびとやれていた印象。守備もぬかりなし。特にたけしは余裕すらあるように見えた。
まず先制点は山雅。渋木のミドルを池上が触れて方向を変えてゴール、と思っていたがどうやら相手が触れていて
オウンゴールとのこと。渋木の迷いのないプレーはいつも見ていて気持ちがいい。良い起爆剤となっている。さらに中盤では成瀬が積極的に動いて、前へプレス。2点目は池上から蓮が決めた。タメを作れる池上の存在はでかい。
イケイケの時間帯に追加点を入れてたいところだったが、惜しいシーンが続く。ザブのFKは惜しくも
クロスバー。ボールの軌道は完璧だと思ったんだけどね。目の前に座って私とおなじく「うあー」と叫んでたお父さんが、ザブのお父さんでした笑。
なかなか決めきれない中で、今度は相手の動きが良くなってきた。両サイドからの突破に苦しめられる。特に23番の子のスピードを止めきれないシーンが多く見られた。と、思ったら失点。冷静に距離を見極めてミドルを打っている。サイドのドリブル突破と中央からはミドルのゆさぶりでピンチが続く。
開始からの良い流れが戻せずに前半終了。負けなし同士の最終決戦、緊張感があってかなり面白い内容。
個人的に前半で一番熱かったシーン。山寺のロングパスから大きく展開、全力で走りこんでくる逆サイドのザブの足元にピタリ。シュートは惜しくも枠を捉えられなかったが、お互いの得意とするものをしっかりと磨き、本番でも発揮できていることに感動。この二人は
M.A.C SALTO U-15のチームメイト。息はぴったりのようだ。
2-1で後半。
成瀬OUT、山崎生希IN。成瀬良かったので惜しい気もしたが、しばらくプレーを見れなかった生希の登場に胸が躍る。
後半の流れはたけしが呼び寄せた。逆サイドからのパスを受け、力強いドリブルでゴールに迫りそこから今度はしなやかなボールタッチで1人2人とかわして
ファーサイドギリギリのネットを揺らした。応援席からはどっと歓喜の声が上がり、ピッチではゴールパフォーマンス(山雅ユースで初めて見たw)を見せるたけしをベンチメンバー全員が駆け寄って共に喜ぶ。(
ホッシーさんの
twitterレポを掲載します!)
ゴール前のあの落ち着きはなんだ!余裕すら感じる!私たちの知ってるたけしじゃない!と嬉しいざわめきがおさまらない観客席w 守備もぬかりなく、深くまで相手を追ってもすぐ前に走っていける、チーターとかそんな感じの獣のしなやかさを感じました。
歓喜はそれだけで終わらなかった。
怪我に苦しみ、なかなか1stに復帰できなかったが、くさらずに試合のサポートをしっかりこなし、さらにはムードメーカーとしてなくてはならない存在。
生希が ボールにさわった瞬間、驚いた。まず、キープ力。奪われずに運べる場面が多く見られた。そして判断の早さ。周りを見てパスコースを決めるスピードが格段に上がったように見えた。そしてこの力強いゴール。見せ付けられた、可能性は無限大なのだと、努力は人を裏切らないのだと。
4-1と少し点差をつけられたこともあり、交代が続く。賜→百瀬、
中村亮太→三村、蓮→林。前回怪我で見れなかった林の復帰は嬉しい限り。そして山寺、たけし→杉山、せいやと一気に交代し、追加得点を狙う。
林と同じく怪我で見れなかったせいやが走り回っているのを見れてよかった。まだ左腕に包帯が巻かれている痛々しい状態ではあったけど、積極的にボールをもらいにいく姿や相変わらずのスピードの速さに胸が熱くなりました。
そして4-1で山雅U-18 1stの勝利。最後まで見ごたえのある素晴らしい試合でした。豊科高校のみなさまありがとうございました!
お互い整列と礼をして、表彰式。優勝は山雅U-18 1st、準優勝が豊科高校でした。池上がMVPをもらっていました。
ゲームキャプテンのかんた。
ホッシーさんはかんたにもMVPあげたいなあってしみじみ言ってて、その気持ちわかるなあと思いました。最終ラインからみんなを鼓舞し、誰よりも走って最後の最後まで手を抜かない、頼れる存在。
最後に古市キャプテンから観客席へ挨拶。
「1stは全勝優勝で終わることができました。応援ありがとうございました!」
退団したメンバーもユニを着て一緒にわちゃわちゃ一万尺。ユニは臼井さんが用意していたみたい。やるなあ。
スタッフの方のお声がけで、選手と保護者のみなさま、そしてサポーターも入れてもらって記念撮影。ちょっとムフッなドッキリもあって、スタッフ含めて良い雰囲気だなと感じました。詳しくは
アカデミースタッフブログに載るかな?(笑)楽しみにしてよう。
『総力』で2nd 最終節、そして10月からの
Jユースカップを戦っていきたいですね。
【県4部リーグ戦】
9/28(日)10:00 vs塩尻
志学館@塩尻
志学館
トップチームのアウェイ戦に行けないけど応援したいぜって方、ぜひ
アルウィンでU-18の応援はどうでしょう?毎年20人くらい集まってくれています。(アウェイになると3、4人になっちゃいますが笑)
ぜひ、おきがるに!選手名がわからなければ、フリーペーパーを配りますのでお声がけくださいね。ちょっとした選手紹介も載せています。
松本山雅U-18 クラ選応援フリーペーパー発行! - towelmuffler
【おまけ】
■悔しさを分け合った仲間。嬉しさを共有する仲間。
■かんたから古市へ、キャプテンマークのバトン
夕日がいい感じだったので。
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ちょっとしたつぶやき。
選手たちがいままでにない山雅の育成の道を作ってきてくれたように、ゆくゆくは私たちもそれを支援する・応援する道を考えて、作って行けたらいいなあと思います。
(ウルトラスマツモトさんが開催したイベント。参加できなかったので内容はレポートを待つ感じですが、こうやって実際動き始めていることもあります。)
育成というものは、通常はトップチームに送り出すことがゴールなのかもしれません。色んな試合に勝つことがゴールなのかもしれません。
でも、実際彼らのサッカーを見ていると、もっともっと大切な事を教えてもらっている気がします。悔しさを知って乗り越える強さをも知ること、仲間を大切にすること、サッカーをうんと楽しむこと。
私が彼らを応援するきっかけは、初めてプレーを見たときに彼らがとにかく「サッカー」をしていたからでした。
実力の差に腐らない、ジャッジに我を忘れない。ボールを取られたら取り替えそう、シュート打てそうだったら打とう、仲間を信じて走ろう。それを見て、すごくシンプルにサッカーが好きだなあという気持ちになったんです。
だから、いつか自分の子どもをチームに入れて、へたくそでもいいから大事なことを学んで掴み取ってほしいなあなんて思ったりします。まあ、子どもが野球がやりたいなら諦めますけど(笑)
サッカーを通じて、子どもと大人で成長していく場でもあるのかもしれない。そういう場があり続けてくれることをこっそりと望んでいます。