【2016/17V・プレミアリーグ<ファイナル6大田大会>】対岸の景色も想いも忘れないでおく。
たくさん寝て日常に戻ったら少しだけ騒ぐ気持ちが落ち着いて体も軽くなったので、心に残ったことを書いていきます。
ファイナル6のすべての試合が終了し、ベスト3が出揃いました。
大一番の豊田合成戦にストレートで勝ち、1位抜けをして3/18・19日のファイナルで待つ東レアローズ。
2位の豊田合成、3位のジェイテクトSTINGSがファイナル3へ。
本当に、最後の最後までわからない大田大会になった。
豊田合成は「いつも通り」ができなかった印象でした。東レはサーブこそ走らなかったけれど、豊田合成のレシーブが安定しなかったところを鋭く突いていた。そのぶんの余裕で2セット以降は接戦を許さず勝利。
この日は、ビハインドも接戦も心折れずにじわりじわりと勝ちにいく豊田合成ではなかった。ストレートで彼らが負けると会場がざわついている気がします。それぐらい、彼らには「強者」のイメージがある。
大阪大会から気持ち良く勝てていないけれど、ファイナル3で「いつも通り」勝っていく彼らの姿が浮かぶ。
そして、3レグこそ負けが続いてしまったけれどファイナル6で粘り強い「見ている人たちを熱くする」バレーで勝ち進んだジェイテクトSTINGS。古田選手の負傷もあったけれど、バトンタッチした清野選手が思い切り打ち込んだように、みんなで精一杯勝ちに行く姿が浮かぶ。
ファイナル6大田大会。東レアローズとの大一番、豊田合成トレフェルサ高松卓矢選手がサービスエースを決めて吼える。今シーズンの特に3レグは高松選手のサーブからのブレイクが脅威で、彼にサーブがまわってくると何かが起こるんじゃないかって常に思わせてくれる。 pic.twitter.com/lXYK4oDNst
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月6日
ファイナル6大田大会。ファイナルへの切符を掴んだ25ポイント目を決めたのは、東レアローズのコートキャプテンを務めるニコラ選手。その瞬間、途中交代で久しぶりにコートに立ち声を張り上げ続けたキャプテンの渡辺俊介選手が勢いよく背中に飛びつく。共に喜びを分かち合うWキャプテン。 pic.twitter.com/frcccg9nm4
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月6日
ファイナル6大田大会。途中交代でコートに立ったパナソニックパンサーズ関田誠大選手。内定選手のころから、緊張が走る展開の時にこそ起用されているように思う。点を決めた選手にスポットライトが当たるその瞬間、やっぱりセッターは面白いと言わんばかりの表情でコートを走る姿が印象的だった。 pic.twitter.com/m5dqc4XvLj
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月7日
ファイナル6大田大会。ファイナル行きの切符を得て、リラックスしてごろごろしてるヨネさん笑。なんだかすごく充実して楽しそうで。バレーボールNEXtでの記事を思い出す。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月8日
もちろんこれからが本番で、どんな未来になるかはわからないけれど。ヨネさん、バレーボール楽しくなってますかー? pic.twitter.com/rmS8uokZj0
ファイナル6大田大会。ジェイテクトSTINGS、浅野博亮選手と興梠亮選手。ボールを繋ぐ喜び、仲間が繋ぐボールを決めきることができる喜びをめいっぱいにコートで表現していた。この一瞬が当たり前じゃないからこそ、大切な一瞬。 pic.twitter.com/HMeV19Ww1N
— shindy_jdi (@shindy_jdi) March 4, 2017
ファイナル6大田大会。ジェイテクトSTINGSが初のファイナル3行きを決め、浅野博亮選手がたまらず目元をぬぐう。プロフィールにある彼の今シーズンの目標が仲間と自分の力で叶ってゆく。「少しずつ大きくなっている」チームでさらに高みへ。https://t.co/82lGdbcPgW pic.twitter.com/zchYVwacT6
— shindy_jdi (@shindy_jdi) March 5, 2017
ファイナル6大田大会。ひときわ輝き会場中を沸かせた、ジェイテクトSTINGS浅野博亮選手。点を決めるたび、そして仲間のファインプレーがあるたびに、叫び、笑顔で走り回る。 pic.twitter.com/xHxyUVSirE
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年3月9日
どんな形であれ、真逆の体験をしたことがあって。
嬉しくて仕方なかった日も、悔しくてどうしようもなかった日も。どちらもあったから。
だから、どっちがすごいとか良いとかダメとか一時的な熱で焼かれないように。
こころとからだに静かに水を含ませておく。転ぶならば、優しい土がいい。
誰かが喜ぶとき、誰かが悔しい思いをする。勝ち負けによって生まれる対岸が必ずあって、その場所は嬉しいだけでは充たされなくて。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) March 5, 2017
泣きたくなるほどの喜びの熱も、その対岸に取り残されたように立ちすくむ切なさや悔しさの熱も。どちらもゆっくり静かに、土壌にしたいのだ。