towelmuffler

写真とか、大事なこととか。忘れないようにするためのブログです。

【OQT2016】<3日目>ポーランド戦

1日空いて、平日3連チャン観戦のはじまりです。

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ポーランド戦、会場着いたらまずビールを呑みました。すごく暑かったのです…。

平日に東京体育館で昼間からビール…。最高…です。

 

第3試合のイランvsフランスからフル観戦できました。どちらのチームもこの2日間観戦して好きだなあと思ったのでラッキーでした。

エンド席は初めてでした。前から2列目で、それはもう近くてありがたかったのですが、実は正直見づらいなあと(目線の高さにテレビカメラ等がわんさかある。人もたくさん通る)。それでも試合が始まると、その迫力と、なにより戦術がわかるのが楽しくて。

サーブが特に面白かった。イランのガエミ選手(ルーティンが特徴的。儀式に見える)やフランスのヌガペト選手・ルルー選手のド迫力のジャンプサーブ。そして、対岸のサーバーの姿やボールの軌道が見えない!MBが位置を調整して見えなくしているんです。なので突然ボールがあらわれるのでびっくりしました。サーブひとつからチームでしっかり工夫している、ということに感動。さらにはブロックの位置とレシーブの関係性。コースを絞って拾うというシステムも、エンドだからこそわかる!観戦初心者にとっては試合会場へ行くたびに発見が増えていきます。楽しいです。

ベンチに近い方だったのでTO中のチームの雰囲気も観察していました。チームスポーツって個が突出しても勝てるわけじゃないところが逆にとっても大変だと思うのですが、こんなふうに近い距離で分かち合えるからこそすぐ切り替えて前に進めるんじゃないかって。

そうそう。中央大のみなさまが来ていましたね!みんなで盛り上げていて、それを見ていると気持ちが明るくなりました。ワールドカップ2015では、そこに関田選手がいて、そして今コートにいるんですよね。

ポーランド戦について。

今回のOQT参加国の中でもポーランドが好きで。対戦がとても楽しみでした。

クビアク選手!

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スタメン変更は、富松選手→山内選手と柳田選手→福澤選手。山内選手の高さと、福澤選手の戦い方(ブロックアウトをしっかり使っていく)を期待されているのかなと予想。

初スタメン!リーグでプレーを見たことがないぶん、とても楽しみ。

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1セット目

1セット目の最初のサーバーは福澤選手。緊張なのかホームラン・・・!でもでも、その後バックアタックが決まった時はぐわーっと吠えて会場もぐんと温度が上がりました。ただ、そのバックアタックももっとドンピシャじゃないとブロックに捕まりそうなので、どんどん試合に慣れていければ!(これを思うと中国戦で出てほしかった、とも思います。たらればですが…)

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山内選手のブロックがちょっと弱気で。でも7-7で清水選手が決めたときののびやかなジャンプはみとれました。最高の囮!その後の1つ目のクイックはトスが低めでブロックされてしまったけど、2つ目は自分で拾ってすぐ攻撃の姿勢になったと思ったらそのまま決めた…!拾ったのが山内選手自身だったから真ん中の守備も用意してなかったのかな。

石川選手が頭撫でてたのについつい笑ってしまいました。撫でるというか、掴む?

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ポーランドのスパイク高いんだけど諦めずリードブロック頑張れ・・・と。少しでも触れれば拾えるなと感じたので。

11-15で深津選手から関田選手に交代した時、高さが足りないけれど大丈夫かなと思ったんですが。トスはとてもスパイカーに優しいトスだと思いました。バックトスのびやかで福澤選手がライトから気持ちよく決めて14-19。

福澤選手から米山選手に交代。関田選手からレフトの石川選手へのトス、そしてラインギリギリに打ち込んだスパイクは流れるようでしびれました。

ピンサで柳田選手。高さのあるいいサーブ!拾われて、クレク選手が柳田選手の手前で落ちるような押し込むスパイクでブレイクならず。

ローテーションでは石川選手とクレク選手がマッチアップ祭り。にもかかわらず石川選手のアタック決定率100パーってすごい・・・!ブロックの間を抜くのと、ブロックアウトを狙うのとで打ち分けている18-22。・・・さらにサービスエース2本と止まらない。

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吠える!

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やはり、リードブロックから繋がっていくのを見ると、弾かれてアウトになってしまったとしても続けてほしいなあと思う。そして、拾えて繋げたならばふわっと返すだけじゃなくて、100パーの体勢とれなくてもいいから可能なかぎり打ち込んでほしい。(ワールドカップはそれで決まることもあったので)

関田選手からの山内選手Cクイックがピッタリで感動。もう少し高くてゆっくり上げると山内選手が1番高いところで打てるかもしれないと思いました。もっと圧倒的にやられてしまうかと思いきや22-25。いいぞいいぞ。

 

2セット目

福澤選手から柳田選手ヘ交代。関田選手ブロックポイントきた!すごい!

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相変わらず関田選手のトスは、石川選手が気持ちよさそうに打つ。山内選手はまだブロックが弱気・・・がんばれ・・・

クレク選手vs柳田選手のマッチアップ。なかなか打ち抜けない柳田選手。少し勝ち急いでいたのかもしれない。山脈のようなブロック(クレク選手・モジジョネック選手・ミカ選手)からブロックアウトを取りたいところ。1セット目、クレク選手を前に打ち分けを瞬時にしていた石川選手は冷静だったんだなあ。

そんな石川選手がひたすらサーブで狙われまくる。10-16でTTO。二枚替えは関田選手、清水選手→深津選手、栗山選手。石川選手へのサーブで崩され過ぎてたので人を入れてローテ回して真ん中にリベロを置く。狙い通りボールはリベロがあげてライトからスパーンと柳田選手が決める!そのまま次は柳田選手のサーブ、そしてポーランドリベロが真ん中にいない位置。チャンス。

ラインギリギリを狙ったサーブはミカ選手が取る!弾いたボールをクビアク選手がなんとか拾って、クレク選手がアンダーで返すもギリギリネットを越えない(ここでクレク選手がどうかなどうかな?ってずっとボール見ていたのがかわいかったです・・・)。12-16。

次の柳田選手のサーブはクビアク選手を狙う。上がったボールをミカ選手が打ち返す。石川選手・出耒田選手・栗山選手の3枚ブロックがさわって永野選手が上げて深津選手から石川選手へ!クレク選手・モジジョネック選手の2枚ブロックの間を抜いて13-16。

3回目のサーブもクビアク選手を狙う!上げたボールをミカ選手が打ち込むもアウト。14-16!

ここでポーランドのTO。柳田選手サーブはネットイン。ここで柳田選手から米山選手へ交代。

ポーランドのサーブはクレク選手。もちろん石川選手を狙う。栗山選手の前衛でのフォローが良くて。落ち着いて試合に入れている。

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だけど最後は石川選手が決めるんだろ?と相手に読まれていて、繋げたボールはブロックされてしまった。

クレク選手のサーブが強弱つけて石川選手狙い。石川選手に攻撃参加させないこと、疲弊させること、徹底的にやってる。ポーランドの6連続ポイントにたまらず深津選手、栗山選手→関田選手、清水選手の二枚替え。で、関田選手が入ったのを見てポーランドがセッターとオポを交代。前衛を高くする。セッターの代わりはクビアク選手が務める。
ポーランドの徹底した勝ちへの方程式すごい。当たり前かもしれないけど。

 

米山選手のゆるいバックアタック(ハーフスパイク?)!米山選手の存在感でもって石川選手への徹底マークを逸らしたかったけどこのセットではもう遅いのか...石川選手が前衛になったがポーランドがさらに前衛高くしてきてリードブロック。石川選手はゆるくしか打てず。ビエニエク選手のサイドからのスパイクで16-25。
たらればだけれど、柳田選手のままだったらバックアタックを警戒して石川選手への守備がちょっと緩むよねとか考える。身長で劣るならばベンチワークでなんとかしたいけど、厳しかった。むしろポルスカの方が何枚もうわてだった。悔しいけれど、とても勉強になります。

 

3セット目

米山選手から柳田選手に交代。石川選手は気持ち切り替えてリバウンド使ったりブロックアウトを落ち着いて使ってる。出耒田選手のBクイックも決まってバランスよく決めていけている。あとはリードブロック!どうしても関田選手の上を撃ち抜いてくるんだけど、少しでもさわれれば拾える・・・!連続ポイント取られないようにがんばって・・・。

5-5で出耒田選手のジャンプフローターサーブはクビアク選手へ、レフトからのスパイクをリードブロックで弾く。そのままポーランドのコートへ戻ったボールはクビアク選手がオーバーで上げてセッターからクレク選手が押し入れるように並行にスパイク!それをさらに山内選手・柳田選手のリードブロックでコースを狭めて石川選手がレシーブ、ここで前衛の山内選手・柳田選手そして石川選手が走り出す!さあ誰が打つのか!と思ったらレフトの柳田選手が手のひらに当ててふわりとボールを落とす。6-5!

この笑顔!

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6-8のTTO明けに山内選手から傳田選手に交代。

モジジョネック選手のサーブは石川選手へ、ギリギリアンダーで拾うもスピードがついたまま相手コートへ戻りそうだったところを関田選手のワンハンドパスからの傳田選手のクイックが決まる!クビアク選手が気がついて関田選手の上から打ち落としそうだった・・・ドキドキした・・・。

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 出耒田選手のBクイックが2連続で決まる!

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Bクイック(横からくる低くて速いトスを打つ)は中国戦の記憶でひやっとするけどブロックに捕まらずに打ち切れてる!かっっっこいい!
柳田選手ののストレート綺麗に決まったり石川選手ののバックアタックのキレ素晴らしいんだけど、ポーランドがセンターがんがん使って上から決めてくると全然取れない。なんとかしたい・・・!14-16でTTO。

 

そして柳田選手から米山選手へ交代。うう、2セット目同様ここからなんじゃとは思うんだけどなあ。そしてまた石川選手へサーブが集中しそうだなと。

傳田選手のサーブが好きで。このルーティーンも。

リーグや天皇杯で、勝負どころでなかなか成功できなくて、悔しい思いもしているはず。

だから、ゆるめに打ってしまったのもったいなかったな。

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ポーランドサーブはもちろん石川選手狙いで。レシーブしたあとそのまま走って無理な体制でスパイク。ジャンプ低くなっているし、足がそろそろきつそうだ。2セット目であれだけサーブで狙われて、それでも打ちまくっていたんだものね。それでも決め切るから。セッターは心苦しくもトスを上げるんだろう( ;  ; )

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17-19で米山選手から柳田選手に交代。

クレク選手のサーブを上げて、とーんと高く放られたボールに向かって跳ぶ柳田選手が、3枚ブロック(山脈)をぶち抜く!

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18-20。出耒田選手と関田選手→から深津選手、栗山選手の二枚替え。プレーは続行していたけれど、なんとここでアウトオブポジション。二枚替えの時ポジションを間違えて配置してしまってそのままになっていたという。失点になってしまうのですね・・・知らなかった。この時の石川選手の隠さない怒りがすごかった。18-22。

 

TO後、栗山選手→関田選手。セッター2人がコートに。これで交代カードを使い切る。

ポーランドのレシーブは石川選手を狙う、少し崩されたが柳田選手が決める。19-22。クビアク選手のスパイクを傳田選手ブロック!20-22!

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清水選手のブロックアウト!3連続ポイント!21-22。

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息をのむような。

いや、呼吸を忘れてしまいそうな。

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もっと、彼らにチャンスをくれ。

 

モジジョネック選手のクイックで21-23。ポーランドのサーブはネットイン、22-23。柳田選手のサーブを拾われるもリードブロックで拾って石川選手スパイク!と思ったらブロックの時にタッチネット。22-24。ポーランドのマッチポイント。

石川選手がスパイクを打ち続けるも拾われる、ラリーが続いたけれどクレク選手のドリブルで23-24。もう、心臓が痛い。

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どうか、チャンスを。

 

傳田選手のサーブ、勝負したかった。

クレク選手が容赦なく、高い位置から打ち抜いた。

23-25。

ストレートで負けて、でも取れたセットもあったはずと思った。もったいなかった。勝ってやるという気迫はコートからびしばし感じていたから。

絶対また、勝てる。

諦めたくないな、と思った試合でした。