towelmuffler

写真とか、大事なこととか。忘れないようにするためのブログです。

【OQT2016】<2日目>中国戦

悔しい。

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帰りに友人とラーメンをすすりながら、ずっとそればかりを思っていました。

他国の熱い戦いぶりを見た後だったからかもしれません。

できるなら、もうちょいあがきたかった。

他チームの試合など

初めての代表戦観戦に興奮した初戦から一夜、

少しだけ寝坊して第一試合カナダvsイランの2セット目くらいから入場しました。昨日と違うのは、まだ当日券が売り切れていなかったということかな。

席は昨日と同じ南スタンドでしたが、今日はど真ん中。見やすかったです。

周りにはイランサポーターがたくさん。

チャーチャチャチャーチャーチャ!イラン!チャーチャチャチャーチャーチャ!イラン!

耳に残る!

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 カナダに2セットとられてもうダメかな・・・と思っていたら、3セット目取り返した!そして・・・!

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わわわ。
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わーーー!ビッグフラッグ広げてばさばさばさーーーー!
イランサポさん「ダイジョブ?」
わたし「オケーーー!」
イランサポさん「スズシイ??(ニコニコ)」
わたし「スズシイー!!アリガトー!」
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フルセットをものにしたイランが勝ち。いきなり素晴らしい試合を見てしまった。
 
友人と合流。「入り口ででかい人たちがいっぱいいたよー!」と言っててどこかのチームの選手かな?と思ったら、エンド席にパナソニックの選手ご一行様がいらっしゃいました。笑
第2試合ベネズエラvsオーストラリアを観戦後に昨日から食べたかった汁なし肉そば(ラーメン?)。
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第3試合のフランスvsポーランド熱すぎた。
昨日といい、ポーランドはスロースターター? 追い詰められて、粘って、気がついたらフルセットで勝つ。ポルスカチャントを修得した。ポスルカサポーターさんに発音を教えてもらったり、一緒に写真撮ろうぜーーって言われたり。こんなに人数が来て応援できるのすごいなあ。もう自由に立ち上がったり踊ったり。ほぼ視界がこんな感じに笑。
ただ、決して応援はやめなかった。イラン同様そこがとてもよかった。
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中国戦について

ちょっと、いやかなり辛かったのですが書き残しておきます。
 
スタメンは昨日のベネズエラ戦と変わらず。
しかし、何かがたりない。サイドからがんがん打たれるスパイクが拾えない。・・・リードブロック!少しでも触れれば拾える場面が結構あったと思います。
そしてトスが低いかも?と。富松選手は体勢崩しながらも素早く打てるんですが、中国のリードブロックに捕まりやすい!軽く跳んだだけでドシャット。高いトスにして山内選手でもいいかもしれないと思いました。最高到達点であれば高さで打ちぬけるし、彼の身長と腕の長さがあればそれだけで1人時間差ができる!
中国のサイド攻撃に対して2枚入れたけど抜かれて、清水選手が受ける形になり拾えないシーンも、きついかもしれないけど深津選手が入って3枚であれば触れて清水選手も拾えたかなとか考えました。ここまでサイドばっかりなのでそういう選択肢もあったかなと。リベロのいない時間帯はブロック頑張りたいなあと。
ブロックはなかなかに機能できずでしたが、スパイカー陣が補っていました。清水選手、柳田選手のスパイクの打ち分け良かったです。ブロックアウト取れてて良かった。柳田選手はリバウンドもしていました。冷静。
序盤の柳田選手のサーブはチャレンジを試してみてもよかったかも、と点差が開いたときに余計思いました。ここ1回でもブレイク取れてたら・・・。そして深津選手のトスが乱れてきて、さらに低くなってきてしまってて。けれど石川選手が相手の2枚ブロックの間、もうそこしかないってところを打ち抜いていったのでこれはもうすごいとしか。早ければ今、遅くても次のセットで関田選手に一時的にセッター変えてみてほしいなと。たらればばかり言っても仕方ないですが、明日の戦い方への期待も含めて。
そうそう。深津選手はなんでもできてしまう(工夫あるサーブ、ブロック、レシーブ、明るい雰囲気作り)からこそ、誰かがどこかでフォローしてあげたい。落ち着いた、ふわっと高いトスにはスパイカーがしっかりと結果を出せているので。
 

2セット目

メンバーチェンジなし。

5点目の石川選手のバックアタックがすごかった。腕のふり幅少なくてスイングが早い。相手が構える前に決まる。深津選手のしっかり高さのあったトス、出耒田選手の全力の囮も含めて良かったです。そのあとの、清水選手がサイドに張ってブロックも良くて、できれば2枚つきたいところでした。中国はセンターも使い始めて揺さぶってきているので、コミット狙いでなく、リードブロックを続けていければ!
再度石川選手へのバックアタックへのトスはとっても良くて、気持ちよく決まって。そのすぐあとの低めのニアネットに出してしまった時にわーーードシャットされるーーーと思ったのですが、冷静にブロックアウトにする石川選手がすごすぎて・・・。
それでもドシャットが増えたのは確か。富松選手がネット前で何度もしゃがみながらニアネットで落っこちる拾いにくいボール対策をしていた。リーグ戦でも、えっこれ拾うの?というボールを何度もすくい上げていたのは東レだったなあと。
柳田選手がここにきて攻め急いでいるように見えました。1セット目の、ブロックアウトやリバウンド狙いで良かったので、なんとか立て直せればいいなと。
石川選手の気持ち良いバックアタックが決まる一方で、清水選手・柳田選手のドシャットが精神的にきつくなる。チーム全体の表情が暗くて・・・石川くんはイラつきが表情に出ていたけれど、タイムアウト中に酒井選手が声かけにいっていました。柳田選手は首もとをガリガリとかいたのか、赤い跡が残っている。そこでやっと、OQTは恐ろしい場所なんだと感じました。
柳田選手をサーブまでプレーをさせ、米山選手へ交代。解説では米山選手への交代は守備対策で、これで石川はもっと攻撃できると言っていたけれど。そうなると、さらに中国は守備しやすくなっちゃうのではと。
ただここで、MB陣が踏ん張る。出耒田選手が決めまくる。低めのトスでも何でももってこい状態。見ていてワクワクする展開だった。もっと早めにミドル使っていれば柳田選手のままでもよかったかもしれないけれどそれはそれ。
20点台にのってからの石川選手が攻めないものになっていて、きれいに拾われて決められるシーンを見て。勝負のしどころがうまくつかめなくてつらいけど、それが彼の選択ならと。ハイキューの嶋田さんの言葉が浮かぶ・・・!「勝負サーブをここで選択できるのが、強くなれるチームなんだ」「勝負したことに価値があるんだ。あいつらが考えている限り」。
 

3セット目

余計に勝ち急いではいけない展開なのに・・・しっかりと決められるバックアタック、サイドはブロックアウト、そしてミドルも使っていきたい。石川選手がアンダーではなくオーバーでボールを上げ始めたのは良かった。しかし必死で繋いだボールをキャプテンに託してドシャット、の流れが精神的につらかったです。勝ち急がず、リバウンドも使っていこう・・・!
どうにも立て直せずみんなでバタバタしてしまうなかで、石川選手が力技で連続ポイント。次の日は試合ないとはいえ、一度休ませないときついのではという運動量。リードブロックが合間合間でできていてその時は拾えている。継続したいところ。
そして18-17の緊張感が走る時間帯に、関田選手がピンチサーバーに。リーグ戦のファイナル6で初めて彼を見た時もこんな状況だったと思います。まだ内定選手だというのに。そして・・・サービスエースを取ってしまうんですね。しびれました。石川選手がいの一番に飛び上がって喜んでいました。

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2球目は手前に落とすボールでした。その際に栗山選手がワンポイントブロッカーで登場。ラリーの末失点してしまいましたが、熱くなりました。アップゾーンに関田選手が戻ると、控えの選手たちが笑顔でハイタッチ。酒井選手はお尻をバシバシ叩いてて労っていましたね。ジーンとしました。

日本が20点台にのったときに、中国がベテランのエンシ選手を入れました。勝負どころをわかっているんだろうなあと。
23-22の場面で清水がサーブ、福澤がワンポイントブロッカーとなり、会場がそれはもう沸いて。昨年からバレーを見始めたもので、彼のプレーは残念ながら見たことがなかったのですが、北京オリンピックを経験している二人が再度その切符をかけて同じコートに上がるのはファンにとって特別なことだったんですよね。だからこそサーブアウトと、そのあとのドシャットは、選手自身も、見ていた人たちも苦しい場面でした。
そこで吠えたのは石川選手。TO中「行こう行こう!」と誰よりもチームを鼓舞していて、だからこそ最後のバックアタックをドシャットされてセットを落とした瞬間はつらすぎました。

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終盤の必殺技が石川選手のバックアタックということはわかられていたんでしょう、しっかり2枚張られていました。トスも低めだったので余計取りやすかったのかもしれません。
 
リードブロックの大切さ、司令塔の難しさ、ここぞで決めきらなくてはならないけれど勝ち急いではならないという難しさ・・・それをたくさん感じた中国戦でした。
 
次は平日ですがポーランド戦へ、仕事の後に行ってきます。間に合ってほしい。