イミテーション・ゲーム(2回目)@TOHO日本橋
仕事の帰りに魔が差して・・・笑
レディースデイだし、コレド室町付近にも行ってみたかったので!
映画の席を確保してから、ちょっと飲める場所ないかなあとうろうろ。1階のこちらで飲み比べセットをいただきました。辛口最高。プラス期間限定のあらしぼりを。
こちらで贅沢おやつを買い、ほろ酔いで映画館へ。さすがに追いビールはやめました。
レディースデイとはいえ、平日ということでそんなに混んではいなかったです。快適。
さて、感想。
デニストンがアランを疑うシーン。散々アランの机を引っ掻きまわしたあと「君は必ずヘマをする」と嫌味たっぷりに言って去っていき、仲間が疑いの目でアランを見るような様子のシーンへ移るとき・・・まずジョン・ケアンクロスが映ることを初回では見逃していました。
あとはジョーンにはウブで子供のようなアランですが、ヒューにはなんだか素直になれないけど気になってしょうがない!と熱く視線で訴えているように見えました。クリストファーとは間逆の扱いをされているようで、最初は「こいつも自分をいじめる類の人間か」と思っていたのかもしれませんが、ヒューは実に素直に、そしてまっすぐにアランに向き合っていた。そして何より隠し事がない。クリストファーは悪気があって隠していたわけではなかったはずですが、アランに突然一人になるせつなさやつらさを残していった人(愛ゆえですが)。当時叶わなかった、通じ合わなかった気持ちをヒューが新しい形で彼を温かい気持ちにしたのだなと思いました。ヒューのシーンはどれもとてつもなく素敵なあのですが「サンドイッチは嫌いだろ」「彼は正しい」のシーンでアランがそれぞれ右ほほもしくは左ほほを一瞬だけクイッと上げるんですよね!(あれじっと見てないと見逃す気がします!笑)カンバーバッチさんの演技にいちいちのたうちまわりそうになります。
そしてやっぱり最後の、ジョーンがアランを訪ねてくるシーンで泣きました。彼はほしいものを、愛しいものを抱きしめて星になれたのだろうか。たとえば時代がすぐに彼の功績を称え、同性愛も許されるものだったら彼はどうなっていたのかなと。押し寄せるような富と名誉と愛は果たして幸せなのか?どんなに考えたってわからないのですが、わたしはこの作品に、この言葉に出会えて良かった。生きる勇気が湧き、挑戦してみようと思える。
時に、想像し得ない人物が偉業を成し遂げる
また、たまたまカンバーバッチさん作品が見たくて借りたホーキングでも、
空を見上げると自分が小さく見えるよね
僕らは小さな存在だ
だが偉大なことを達成する力を持っているんだ
リンクするような台詞があって、より深く心に刻まれました。
ホーキングの恩師の言葉も好きです。
他人の批判に才能を使うな
自分の研究をしなさい
独創的な研究を。
成し遂げることが目的ではなくて、ましてや上から見下ろして批判して優位に立とうだなんておこがましくて、自分がこれっていうものを夢中でやってみようということなんだと思いました。謙虚であることが第一で、その中でも自分の考えに自信を持ちながら、経験の中で道を見つけていく・・・
自分はやっとそのスタートラインに立ったばかりなので、そのタイミングで出会えたことを幸せに思います。
とりあえずここまで。また追記するかもです。