towelmuffler

写真とか、大事なこととか。忘れないようにするためのブログです。

「自分のうつ」との記録(1)

 タイトルの通り、

人によってはあまり気持ちのいい内容ではありません。

なのでワンクッション!

自分は色んな方の体験記を読んでヒントをもらっています。それらが全てなのではなくて、自分なりに少しずつ欠片をもらいながら、考えることをしています。ヒントはたくさん落ちていればいるほどいいかなと思ったので、こうやって書いて残しておこうと思いました。

 

早いもので、

「うつ」と診断を受けてから4ヶ月が過ぎました。

最初は慌てたり、治さなきゃ!とパニック状態になっていましたが、

もともと考えすぎたり悩みやすい気質があって、

偶然色んなことが重なって「辛いなあ」という気持ちがある日突然あふれてしまったんだろうというところに落ち着きました。

まあ、仕方ない、仕方ない。

「自分のうつ」とはずっと付き合っていくもので、治すものじゃあないんじゃないかなと考え直してからは、焦りも消えました。

なぜ、を己に投げかけても、他人に投げかけても、苦しいだけだとわかってからはずいぶん楽になった気がします。

仕方がないんだよーって。

諦めることは今の自分にはとても大事な手段なので、すぐ使う(笑)

それがいいのか悪いのかなんてのは人それぞれです。自分で決めよう。

 

うつになったら仕事できなくなるのかなと思ってどうしよう!ってなっていたんですが、今のところ続けられているのでほっとしています。

仕事の後に飲みに行かないとか、土日に何もせずに充電すればなんとかやれるとわかりました。1年前の自分ではありえない生活だなあって笑ってしまう。

最近は外出リハビリもしていて、なんと大阪(!)にも行ってきました。奇跡のようだと思っています。これについても少し書けたらと。

 

週1で心療内科に通い、カウンセリングもいくつか受けて8月に「もういいか」とやめました。

別にカウンセリングの先生が良くなかったわけではなくて、むしろ新しい発見をたくさんできるきっかけになりました。勇気を出して受けてよかったと思います。

ただ、お金を払って専門家にかかる中で

「正解を教えてくれるだろう」「救ってくれるだろう」

という想いにどうしてもとらわれてしまってモヤモヤしていたので・・・。

こうすれば安心、てものがあるほうがこわいなとも思ったので

この先、自分でどうにもならなくてやばい!ってなったらまた頼らせてもらおうと思ったのでした。

 

絶望的な気持ちになるのは、

この先も生きているのだろうかと考えてしまうときです。

これといってやりたいこともなく、極力人と触れることも避けたいなあと思っていると、いやあ、明日が迎えるのが辛くてたまらないですよ、もう。

 

カウンセリングを受けたり、薦められた本を読んだり、自分なりに考えたりしながらたどり着いたものと、太宰治の一説がかぶったりしてて驚きます。

『自分には幸福も不幸もありません。
ただ、一切は過ぎて行きます。』


太宰治人間失格

そう思うことで痛みを和らげながらも、それに逆らうように、忘れたくないことはたくさんあって。

今まで熱をもって綴った出来事や必死で撮った写真の景色は、どうしても忘れたくないと思ったものたちで、自分の生きている間で見つけた宝物です。

それらをぎゅっと抱きしめながら、とりあえず生きている間だけ、生きるぞと思っています。

 

まじめに努力して行くだけだ。
これからは、単純に、
正直に行動しよう。
知らない事は、知らないと言おう。
出来ないことは、
出来ないと正直に言おう。
思わせ振りを捨てたならば、
人生は、意外にもへいたんなことらしい


太宰治『正義と微笑』