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写真とか、大事なこととか。忘れないようにするためのブログです。

【海外バレー】SuperLega観戦記:石川祐希選手所属Sienaの試合感想まとめ(第17-26戦)

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2018.12.02 BCC Castellana Grotte戦

 

後半戦は、本当に色んなことがあって…1試合1試合考えさせられることが多かったです。

ぐるっと1周したおかげでそれぞれのチームを知り、楽しくなってきたというものあります。

1試合に対するつぶやきが明らかに増えていて、それがうかがい知れるなあと。

 

後半戦を振り返る前に。月バレを読んで思ったあれこれ。

サッカー代表戦を見ていて思ったことも。

 

第17戦(1/20):Siena0-3Perugia

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31918

 

-----Johansen選手がブンデスリーガのHypo Tirol Alpen Volleysへ移籍-----  

↑の写真をスペイン語のメッセージともにJohansen選手に送りました。

「こんにちは!Modenaで撮った写真です。Sienaを離れてしまうのは悲しいけれど、新たな場所でベストを尽くせることを祈ります!」

そうしたらお返事をくれました。

Hoola!! Muchas gracias por la foto! A mi tambien me dolio irme pero era lo mejor, gracias por el mensaje!!

「こんにちは!! 写真をありがとう!私も離れるのは悲しいよ、でもそれが最善だったんだ。メッセージをありがとう!!」

 

-----(Cichello監督→)Zanini監督→Cichello監督へ交代-----  

 

第18戦(1/27):Verona3-1Siena

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31931

 

 

第19戦(2/2):Siena2-3Padova 1ポイント

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31936

 

 

第20戦(2/8):Sora3-2Siena 1ポイント

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31910

 

コッパ・イタリア準決勝、決勝

次節対戦するMilanoに嫉妬…!

リベロのGiovi選手の言葉を翻訳して気合を入れ直す。

 

第21戦(2/16):Milano3-1Siena

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31945

 

好きな選手がプレーをしていて、それを応援できるってだけでなんて嬉しいことなんだろうと。

起こってしまったミスを、そのままにするのではなく。最善を尽くして相手コートに落とすように切り替えるの大事。

次の対戦相手Civitanovaに想うこと。

Sienaサポーターが出しているダンマクの言葉を翻訳してみた。

 

第22戦(2/24):Siena1-3Civitanova

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31947

 

第23戦(3/2):Castellana Grotte3-2Siena 1ポイント

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31959

 

イタリアのリーグについて改めて調べてみる(知らずにここまできてしまっていた…)

怪我について思うこと。

シンプルに、やるだけ。

Modena戦に向けて、思うこと。

 

第24戦(3/10):Siena2-3Modena 1ポイント

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31960

 

2017/18シーズンのSiena昇格への道のりを調べてみた。

Sienaサポーターの言葉。

 
 
 
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L’attesa!!! Il giorno più lungo!!! #waitingformonza #trasferte #superlega #proviamoasalvarci #volleyball #supporter #love #passion #game

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Monza予習。予習すると好きになってしまう…笑。

 

第25戦(3/16):Monza3-1Siena

降格するか・まだ望みを繋げるかの「あの4セット目」に、コートに立つ重み。一方でそこに立てない歯がゆさ。それぞれの心の内はわからないけれど・・・。

最後の最後でトスを上げていたのは、マルーフ選手ではなくGiraudo選手だったこと。個人的にずっと心に引っかかっている。

監督が決めたのか、マルーフ選手が辞退したのか・・・後者ではないだろうけれど、これまでのパワーバランスを考えるとそんな想像もしてしまう夜、というか朝だった。

▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31973

 

Modenaの試合を見て思ったこと。

サッカー番組を見てて、バレーに置き換えてもそうだよなあと思ったこと。

Ravennna予習。激アツ…!

 

<最終戦>第26戦(3/24):Siena3-2Ravennna 3勝目!

 ▼試合データ

http://www.legavolley.it/match/31976

 

Sienaのシーズンを追って、想うこと。

3勝23敗、17ポイント。

SienaのSuperLegaでの戦いは1年で幕を閉じました。

条件が厳しい中での昇格を果たしただけに、とても悔しい結果だと思います。

せめて昨シーズンから参入だったら降格自体がなかったんだけどな。。。もう1シーズン居られたらこの順位じゃなかったかもしれないとか、たらればを考えてしまう。

昇格初年度の難しさ。Sienaは各国の代表選手を集め、がらりとチーム編成を変え…(さらにサバーニ選手、VDV選手追加って改めて濃ゆい)そんな中で監督が2回替わって…(正確には戻ってきた)。途中まで頑なにほぼ固定メンバーだったのをザニーニ監督が動かしつつ、戻ってきたCichello監督はそれを取り入れた感じはあった。

チームの強さって個の単純な足し算じゃないのだと改めて感じました。

1人がどんなにすごくても、相手コートにいる6人には勝てない。チームの約束事と個の強さの両輪がないと、1セット2セットは良くても3セット取りきれない。つまり、勝ち点を争う土俵に立たせてもらえないなあと。

Sienaは特に守備面での約束事が曖昧で、見ていて悔しくなることも多かった…。

サーブレシーブに関してはVedovotto選手やマルオッティ選手がいるのに加え、石川選手の成長もあって安定してきたと(居残り練習の成果…終わる頃には腕の内側まっかっかだった)

スパイクレシープは最後まであまりうまくいかなかったなあ。ワンタッチとれることが少なかった印象。

複雑な移籍もあった(PlusLiga、Szczecinの件を思い出す悲しみ…)。

VDV選手は最初に居たチームがなくなってしまって、移籍先では降格というつらいシーズンになってしまったなあ。。。来シーズンは自国リーグでやりたいと、少し前のインタビューで答えていたね。まだ小さいお子さんもいるものね。。。

昇格に貢献したFedrizzi選手は出場機会があまり得られずA2のSpoletoへ移籍(でもプレーオフ進出おめでとう!)、Spadavecchia選手も段々と出場機会が減っていき…涙。Vedovotto選手も最後まで定着できずで…てかマルーフ選手がくるまで背番号4はVedovotto選手で…譲ったのかな…涙。

 

良かったことと言えば、みんな大きな怪我がなかったことかな!(強がり)

体育館が寒い中、それは本当に良かった。アスレチックトレーナーのPelilloさん(かな?)に感謝。(エルナンデス選手はわりと自由にやっていたけど笑、キャリア的に自分なりのやり方をわかっているんだなと思いました)

 

1番好きな試合は初勝利のホームMilano戦。

最後まで全員が集中切らさずやりきった、SuperLegaの土俵に立てた試合。石川選手のバックアタック祭りはとても良かった…そして最後の1点を呼ぶやつ!あれは最高だった。

 

26試合中、12試合がフルセット。その中で勝ちきれたのが2試合。

よく粘れた、というフルセットもあれば、なんでフルセットになってしまったんだ…という頭を抱えたくなるものもあった。

長い夜を何度も越えて、悔しい朝を何度も迎えて…。

それでも、夜中につい叫びながらガッツポーズしてしまう最高の瞬間があったこと。忘れたくはない。

距離を越えて、時差を越えて、共に戦ったつもりでいた26試合。

終わりたくはなかった。あと5試合くらいすればなんとか上向きそうだよって思いながら、最後のRavenna戦が終わった。

おつかれさまでした。ありがとう、Siena。ありがとう、石川選手。

バレーボールという競技の面白さを広く深く知る日々でした。

たくさんのものが今、心に詰まっている。

確かなのは、バレーボールがもっと好きになっているよってこと。世界選手権ですくんでしまった心と足が動いているよってこと。

色んな景色を見ることは、感動もあるし、苦しさもある。そこで何を想うのか、何を考えるのか。

1つの視点に流されてしまわないように、飲み込まれてしまわないように。

piano...piano...ゆっくりでいいんだ。少しずつでいいんだ。

大切なのは、大事に考えてみるということ。

マンジャの塔。登りきったとき、達成感とは違う、「こんな景色が見えるんだな」という気持ちになった。登る、そして降りる体験全てと、さらに行きつけのお店でスプレムータを飲んだあとに、ようやっと達成感のようなものがあった。

 

 
 
 
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イタリアから帰国しました。 🇮🇹→🇯🇵 今シーズンの成績 3勝23敗 17点 13/14位 悔しい結果に終わってしまいましたが、新しい環境でたくさんの経験を積むことができました。 勝つことの難しさ、1点、1本の大切さ、チーム力、など改めて感じることもたくさんあり、とても学ぶことの多かったシーズンだと思います。 また、ホームゲームでは勝利がない中でも、地元のサポーターやファンの方、日本からお越しいただいたファンの方など、多くの人に囲まれながらプレーできる喜びも感じることができました。本当に感謝しています。 改めて今シーズンたくさんの応援ありがとうございました。これから代表シーズンとなりますが、成長した姿、活躍する姿を見ていただけるよう引き続き頑張ります。 まずは、ゆっくりします🙃 @emmavillasvolley #descente #デサント #skins #スキンズ #vaam #ヴァーム #sixpad #シックスパッド #asics #アシックス @legavolley #italia #serieA #pallavolo

石川祐希 Yuki Ishikawaさん(@yuki_ishikawa_official)がシェアした投稿 -

石川選手自身のことも、彼の歩んできた道も、ふわっとしか知らなかった。

プレーを直に見ることも代表戦で数回ほどだった。

なのに、2018世界選手権から帰ってきた自分がまず決めたのはシーズンを通して石川選手を見よう!ということだった。

大会中、何をどうもがいているのか?どんなプレーをしたいのか?やり切れていないんじゃないか、なんとなくそう感じていたので…。

とにかくもっとプレーが見てみたい!そんなシンプルな気持ちで見始めたけれど、振り返ってみれば全試合スタメン。SuperLegaのランキングに名を刻み、なにより多くの経験をその体にぎっしりと詰め込んだシーズンになった。彼自身が、彼自身の持ちうる全てで掴んだものだ。

ひたすらに、すごいなと思った。でも、背負うことだけを覚えないでくれとも思った。

チーム全員で戦うことをベースに、難しい場面を打開するアイディアと、ギリギリの差を上回るための技術やメンタルを少し多く持っている。それは、バレーボールが好きで強くなりたいというシンプルな気持ちが自然にそうさせていくような。そしてそのプレーに多くの人が沸き立つような。そんなプレイヤーに。

勝手な想いを小さく、それでも大切に抱えて、このシーズンを締めくくりたいと思います。

2018.12.08 Modena戦

よく吼えていた。古巣に存在感を見せつけることができた内容だっただけに、試合後は悔しそうな表情を隠さなかった。

 

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2018.12.02 BCC Castellana Grotte戦

仲間に助けられた、とコメントにあったけれどサーブでのブレイクで充分にチームの力になっていた。

 

練習風景

Giovi選手はいつだってみんなを繋いでいた。リベロってかっこいいよな、と改めて。

 

2018.12.16 Monza戦

対人練習はいつもユーリ選手だった。共にコートに立つ時間が長かった、今シーズンのSienaを支えた2人。

 

さあ、次はSuperLegaのプレーオフを楽しみます。A2の昇格プレーオフも!