【海外バレー】SuperLega/PlusLiga観戦記:交通機関情報
今回のイタリア・ポーランド旅で特に心配だったのは、LyanairとFlixBusの利用でした。貧乏旅人にとってはとてもありがたい存在なのですが、色んな方のブログを読んでいると少し不安がありました。
しかし旅を終えてみれば、時間に余裕を持たせれば特に問題なく使うことができるというのが個人的な感想です。
旅は時として、色んなことが起こります。
なので、あくまで参考程度にお読みいただき、自分に合った方法を選んでいただければと思います。
自分が色んな方にそうしてもらったように、少しでも旅の助けになりますように。
記事作成:2018.12.27
<イタリア>
■鉄道(トレニタリア)
あまり遅延もなく、使いやすいなと思います。
オンラインで先に予約すれば安いんですが、急に予定が変わることもあるので難しいところ。ちなみにオンライン購入したものを印刷しなくても、スマホでPDFの画面を見せればOKでした。念のため印刷したものを持っていくと安心なので、自分はそうしています。
今回の旅で少し焦ったのは、モデナ(Modena)駅でなぜか自動券売機が使えず、窓口に人が殺到して予定していた時間に乗れないかも・・・となったこと。もしかしたらオンラインでも買えるかな、と思ったらさくっと取れて時間通りに乗車できたのは今後の旅の知恵になりました。
ローカル列車(R、RV)のトイレは鍵が壊れていることもあります。
乗った車両がかなり寒いときがあったのですが、途中で車掌さんが「あっちの車両あったかくしたから移動しなよ」って教えてくれました笑。
少し慣れてくると忘れがちなのですが、券売機で買った切符に刻印を忘れずに(1回忘れて、乗り換えの駅で刻印しました。それまで車掌さんが回ってこないかめちゃくちゃドキドキしました・・・)。まだ罰金を支払ったことはありません。
■地下鉄(ミラノ)
ミラノは地下鉄がとても使いやすかったです。ローマで使った地下鉄はどこかこわい感じがしたのですが、ミラノの地下鉄は明るくたくさんの人が使っていてどこか安心できました(もちろん荷物には充分注意してください)。
↓参考にさせていただきました。
今回は1日券を買って、ホテル~Duomo(観光)~次の日にミラノ中央駅と移動しました。1日券は24時間使えます。そして本数も多いので乗り間違えてもなんとかなる!笑
自動券売機がなぜかクレジットカードを読んでくれず、お札も入らずだったので近くのタバッキで購入しました。また機会があったらチャレンジしてみたいです。
■Lyanair(ミラノ ベルガモ空港→クラクフ空港、クラクフ空港→ピサ空港)
安さを優先してこの空路を選びました。往復で8000円ほどでした。空港と日程のタイミングさえ合えば安く使えますし、逆に言えば希望の予定に合わない場合も大いにありえます。
なので、手段のひとつとして考えておくといいと思います。
・ミラノ ベルガモ空港 (Orio al Serio)
ミラノ ベルガモ空港まではミラノ中央駅から出てるバスで行きました。3社のバスがあって、チケット売り場に行けば、出発が近いバス会社の人がチケットを売ってくれます。5ユーロでした。
↓参考にさせていただきました
1時間ほどで空港に到着。チェックインをオンラインで事前に済ませておき、そのまま保安検査の列に並びます。チケットはPDFを前もって印刷しておくか、アプリで表示させるか、どちらでも大丈夫でした。レーンにいるスタッフにチケットを提示し、あとは荷物をカゴに入れてチェックを受けます。
平日の昼だったからなのか、あっさりと搭乗ゲートまで行けました。しかしそんな時に限って飛行機が1時間の遅延。のんびりと過ごすことに笑。椅子も多くあり、空港価格ですが軽食を買えるお店もたくさんあるのでリラックスできると思います。
自分は小さいキャリーケースとリュックサックがあったので、「Priority & 2 Cabin Bags」というオプションを付けました。オプションなしだと手荷物は椅子の下に入るサイズのみとなっています。
搭乗は優先(Priority)のオプションをつけている人たちからで、ゲートから階段を降りてそのまま歩いて飛行機に乗ります。席によって飛行機の前後どちらかから乗り込みます。キャビンに荷物を入れる予定の人は、なるべく早く飛行機に乗り込み荷物を収納してください。そうしないと、自分の荷物がどこにも入れられないかもしれないというサバイバルな展開に・・・。
なぜかそんなことが起きてしまうかというと、なんと荷物サイズのチェックがなかったのです。(色んな方のブログでは荷物サイズのチェックが厳しいとあったので、そっちの方に神経を使っていたのですが…)
元々荷物サイズのチェックがないのをわかっているのか、制限サイズ以上の荷物を持ち込むお客さんがたくさんいました。キャビンの数には限りがあるのに、ほぼ無制限の手荷物が運び込まれるという無秩序・・・( ˘ω˘)。
そのサバイバルに打ち勝つためには、 なるべく早く飛行機に乗り込み自分の席にたどりつくこと。元々Priorityと座席指定(飛行機の入り口になるべく近い席)をオプションとして付けていたので、わりかし早く機内に入ってキャリーケースをキャビンに収納することができました。
クラクフ空港では、搭乗ゲートから飛行機までバス移動だったのでPriorityで早くバスに乗り込んでもバスの出口の向きによっては出遅れてしまう方もいました。
そんなにヒヤヒヤしたくなければ、最初から荷物を預けてしまえばいいんですけどね笑。
機内は狭いですが、座席はそこまで狭く感じなかったです(隣の方が足を広げたりすると狭くなっちゃいますが・・・)。リクライニングはできません。トイレは前方に1つあるのだけは確認しました。スタッフの方と兼用です。今回は2時間のフライトだったので使う機会はありませんでした。
・ ピサ空港
クラクフ空港からの到着のみで使ったので、滞在時間は短かったですが鉄道駅(Pisa Centrale)までの移動が抜群に良くて便利だなあと思いました。
「PISAMOVER(ピサムーバー)」というモノレールが、3駅間のみで走っています。
ピサ(Pisa Centrale)駅からRV(快速)に乗れば約1時間でフィレンツェ(Firenze S.M.N.)駅まで行けます。
■FlixBus
貧乏旅の味方、FlixBus。ついに使ってみることにしました。
前後の時間に余裕がある日程で使いました。
9:30 Siena→12:05 Bologna (central bus station)<11.99ユーロ>
購入したときに送られてくるメールに「15分前に出発場所にいてね」と記載されていたので念のため9:15にSiena駅で待機していました。
FlixBusのアプリで今どこをバスが走っているか確認できます。on timeという表示が出て、ほぼ時間通りにバスが到着しました。
キャリーケースを積み、スタッフの方にQRコードを見せます。印刷したものがなくてもアプリ表示でOKです。
前もって席が決まっている場合はそこに座り、指定がない場合は座席番号のところに緑のテープが貼ってある=自由席なのでそこに座ります。ちなみに、自分は座席番号が割り振られていたのにもかかわらずその席には緑のテープが貼ってあり、すでに先客が座っていました。ちょっと焦りましたが、空いている席があったのでそこにしれっと着席。まあ、みんなが目的地に着ければそれでいいんだよなあと思うことにしました笑。
座席の広さは普通です。空港行きのシャトルバスと比べれば広いかなと思います。WiFiは容量制限ありますが使えます。充電もできます。トイレも比較的きれいでした。長距離バスの場合は臭ってきたりもしていましたが、途中停車駅で清掃員が入って掃除してくれていました。念のためティッシュと便座シートは常に持ってると慌てないです。
出発から1時間半ほどでサービスエリアに到着。30分ほど停まっていました。出発の際に人数確認をするわけでもなかったので、なるべく早めに車内に戻るのが無難だと感じました。
Bologna (central bus station)は鉄道駅から近く、鉄道乗り換えもそこまで苦ではないと思います。バスセンターにもトイレがありました。
ほぼオンタイムで到着し、どうだろうと心配していた初FlixBus、ホッとしました。
・シエナ(Siena)→ミラノ(MIlano)
5:30 Siena→11:40 Milan (Lampugnano)<13.99ユーロ>
12月の早朝は真っ暗で寒かったです。駅前にあるショッピングセンターで15分前まで待機してバス停に移動。「今日はこの路線のバスの見た目が違うから注意してね」というお知らせメールが届きました。
前回アプリで表示されてたバスの現在地が全く表示されず、10分ほど予定の出発時間を過ぎたところでまたお知らせメールが届きました。約50分遅れるとのこと!かなり冷えてきたので、ショッピングセンターに戻って待機しようかとも思ったのですが、その間にバスが来てしまっても困るなあと…。バス停目の前に、駅と繋がっているエレベーターと階段がある小さな建物があって、真っ暗ですが比較的暖が取れました。待っている間、さらに遅れるようだったら鉄道に切り替えようかなと念のため調べたりしていました。
1時間ほど遅れてバスが到着、今回乗ったバスは長距離用なのか2階建てでした。座席は前後の距離が広く、リクライニングしやすくなっていました。出発した瞬間消灯し、寝ざるをえない感じに笑。バス内が乾燥していたので、念のためマスクをしていました。
遅れが出たためかサービスエリアに停まることなく走り続け、パルマ(Parma)で少し休憩が入りました。結局1時間半ほど遅れて目的のミラノへ到着。
ちなみにFlixBusが停まるミラノのバス停は3つ。どれも地下鉄の駅が目の前です。ミラノ中央駅(Milano Centrale)へは地下鉄を使いましたがそんなに時間はかからなかったです。
<ポーランド>
■鉄道(PKP)
クラクフ空港(Kraków Airport)⇔クラクフ中央駅(Kraków Główny)までは鉄道を使いました。
↓参考にさせていただきました。
クラクフ空港駅のホームに自動券売機があります。また、車両にも券売機がありました。車掌さんから直接買うこともできるので、ホームに着いて電車がもう到着していたらひとまず乗ってしまうのもアリだと思いました。
また、クラクフ中央駅から空港に向かう際は券売機だけでなく人が対応する窓口もありました。英語でも対応してもらえます。
■Lyanair(ミラノ ベルガモ空港→クラクフ空港、クラクフ空港→ピサ空港)
・クラクフ空港(Kraków Airport)
チェックインをオンラインで事前に済ませておいたので、そのまま保安検査の列に並びます。チケットはPDFを前もって印刷しておくか、アプリで表示させるか、どちらでも大丈夫でした。
平日の昼にもかかわらず、かなりの行列ができていました。スタッフの方たちがせわしなく「○○行きに乗る方は優先でチェックするので急いでください!」と叫んでいました。周りの人たちも間に合うかな…と少し不安そうに並んでいました。
ミラノ ベルガモ空港ではほとんど人が並んでいなかったので、同じ平日昼でもこうも違うものかと驚きました。何が起こるかわからないので、時間を持て余してしまうとしても早めに到着するのが無難ですね。特に飛行機は。
最初のゲートでは機械にチケットのQRコードを自分でかざし、そこからまた長蛇の列を経て保安検査となります。途中から自分でレーンを選んで並ぶようでした。
搭乗ゲートエリアは狭く、椅子がかなり埋まっていました。トイレは充分あり、空港にしてはそこまでキレイではないけど困らないという印象でした。カフェとおみやげを買えるショップがありました。
ここでも荷物サイズチェックはありませんでした。どの国だったらあるんでしょうか笑。
しかも、優先(Priority)オプションの人が全員入場し終わる前に、オプションなしの人の入場も始まってカオス状態に。さらにはゲートから飛行機までバスで移動で、先に搭乗ゲートから入ろうがそうでなかろうがあまり関係ない感じになっていました笑。たまたまバスのドアに近いところにいて、そのドアが飛行機側を向いていて、なおかつ自分の席側の方の入口(座席によって機体の前後どちらかから乗る)に近かったので、余裕で荷物をキャビンに詰めることができました。後から乗る人ほど、自分の荷物を入れるスペースを求めて彷徨っていたり、サイズが指定より大きい人はただでさえ狭い機内で荷物整理をしなくてはならなかったり…落ち着くまではかなりドタバタでカオス状態なので身を小さくして待つばかりです。
なんとか静かになったなと思ったら、天候の影響か何かで飛び立てず、ぎゅうぎゅうの機内で1時間ほど待機というプチトラブルが。隣の方がしきりに困ったようにしていて、段々ソワソワしてきたのか貧乏ゆすりが始まって…やはり飛行機は特に時間に余裕をもって使いたいよなあとしみじみ思いました。
■FlixBus
・クラクフバスターミナル(Kraków MDA)→ルビン(Lubin)
7:00 Kraków MDA→11:55 Lubin(8.90ユーロ)
クラクフ中央駅(Kraków Główny)を出てすぐのところにバスターミナルがあります。待合室は広く、椅子や自動販売機、キオスク的なもの、カフェがあります。トイレは有人でだったので有料なんだと思います(使わなかったので未確認)。また、大きな電光掲示板があり、随時どの番号にバスが来るのかを表示しています。
ポーランド語と表示形式がよくわからなかったので、待合室から出て直接バス乗り場へ確認しに行きました。
バスは少し遅れて到着、荷物を積んでアプリでQRコードをスタッフに提示して乗り込みます。今回は座席指定がなかったので、緑のテープが貼ってある=自由席を探して座りました。イタリアで乗ったときよりは空いている印象でした。
イタリアと違うなあと思ったのは「サービスエリアに停まって休憩」がないこと(停まっても運転手の交代をするだけだったり)。イタリアでも遅延してるときはサービスエリアに停まらないので、国の違いなのか状況の違いなのかはわかりません。
長時間乗る場合は、飲み物や食べ物を持参したり、バスのトイレを使う準備(念のため便座拭きシートだったりティッシュだったり)があると安心かなと思います。
ルビンにはほぼ時間通りに到着しました。
・ヴロツワフバスターミナル(Wroclaw DA)→クラクフバスターミナル(Kraków MDA)
12:30 Wroclaw DA→ 16:10 Kraków MDA(6.99ユーロ)
ヴロツワフ中央駅(Wrocław Główny)の正面にWroclaviaというショッピングモールがあり、その地下にバスターミナルがあります。
Wroclaviaにはスーパーマーケットもカフェも、もちろんきれいで広いトイレもあります。旅人に優しい・・・。
1階にバスターミナルの入口があり、入るとチケット売り場、トイレや自動販売機、椅子、スーパーマーケットへ繋がるドアが目に入ります。入ってすぐ左にエスカレーターがあり、そこを降りればバス発着場です。
キャリーケースを積み、スタッフにアプリでQRコードを提示して乗車。この便はほぼ満席でした。クラクフ中央駅付近が混みあい、30分遅れで到着しました。
隣に座った方が果敢にポーランド語で話しかけてくださるので、わからないなりに会話を楽しみました。雪がすごいねとか、バレーボールの試合を見にルビンに行ったんだよとか(ああ、ルッビーナかと言っていた)、クラクフ中央駅ではじゃあねと挨拶を交わしお別れしました。もっと話せるようになりたいなあと思わされる時間でした。
クラクフ中央駅にもGaleria Krakowskaというショッピングモールがありました。
■路線バス
行きと同じく帰りもルビンからFlixBusを使ってクラクフへ戻ろうと思っていましたが、本数が少なかったのでヴロツワフまでは路線バスを使うことにしました。
ルビンに応援に行かれた方のバス情報を参考にさせていただき、上のサイトを使って時間とバス停の場所を確かめて、バス停に貼られている時刻表と合っていることを確認しひと安心。
正面の窓に「Wroclaw」と書いてある紙が張ってあるマイクロバスが、調べた時間通りに来たのでヴロツワフへ行きますかと確認して、乗車の際に17ズゥオティを現金で支払いました。
バスは12人ほど乗れる広さでした。自分ともう1人の方は小さいキャリーケースを持ってそのまま車内に乗りましたが特に何も言われませんでした。
念のためgooglemapを見ながらヴロツワフに向かっているか確認しつつ…。駅付近が若干混んでいて40分ほど遅れて到着しました。乗車率は1/3ほどでした。
割と揺れるので酔いやすいひとはお気をつけください。あと、冬はかなり冷え込みます。
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