【海外バレー】セリエA観戦記:「ミス」を得点に繋げていくことが当たり前の環境
最近、セリエAを見始めました。
まだ2試合ですが、気付きがあったのでめも。
OQTで世界のチームに興味を持ち、ワールドリーグやオリンピックとありがたいことに試合を見る機会に恵まれ時間さえあれば見ていて。さらにそれぞれの国のリーグ戦があるなら見てみたいなと、有名どころなポーランドやイタリアをちょこちょこ調べてたんですが、あまりよくわからずに断念していました。
背中を押してくれたのは、石川選手が「Top Volley Latina」というセリエA1に所属しているチームへ短期留学するというニュース。
こちらのブログで登録方法がわかりやすくまとめられていて、とてもありがたかったです。
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さっそく登録してすでに2試合観戦しました。
1試合目は、3セット目の最後の最後でピンチサーバーとして石川選手が登場。相手チームには昨シーズンまでJTサンダーズに所属していたヴィソット選手がいました。
2セット先取してからの、3セット目のラティーナのセットポイントのタイミングで。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2017年1月15日
気が抜けない試合の中でチャンスを得られてよかった。
きっとこのシーンはニュースでも見られそうだけど、リアルタイムで見たかったんだー。
2試合目は、なんとリベロでスタメン。フルセットで敗れましたが、全てのセットに出場していました。
もちろん崩されてはいましたが、ナイスプレーのちらほらとありました。特に3セット目のリードされる展開で、じわじわと点差を詰めて勝ちきったのは見応えがありました。
石川選手がなんとか上げたボールは、Aパスと呼ばれる攻撃に適した(と表現するのかな?)返球となることは少なかったのですが、アタッカーがあまりよくない姿勢でも工夫して打つというか。お互い崩されている中でも決まる確率が高いなあと思ったのが、今回の気付きでした。
(ラティーナは4、5セット目はそれがあまりみられず、「返すだけ」になってしまっていました。そうすると後手後手になってしまうなあと感じました)
いわゆる「崩された」展開の中で、よくVリーグの実況で言われている「返すだけ」のボールがほとんど「ない」。
ジェイテクト所属のカジースキ選手や高橋和人選手がよくやっているのを見て感動しているのですが、ベストな状態(攻撃姿勢)ではない中でも可能な限りの強打できわどいところを狙うアタック。もちろんネットにかかる場合も、ブロックに阻まれる場合もあるけれど、決まる場合もなかなかに多い気がします。多分、相手は「返すだけ」になるだろうと油断しやすいのかな。そこはよくわからないけれど。
この記事のタイトルが気になっていたのにもかかわらず、しっかり読んでいなかったので読み返したらドンピシャだったので力強く貼ります笑。
セリエAの試合を見ていて、レシーブがうまくいかなくとも、トスが乱れても、得点に持っていくための最大限をする、ということはできるんじゃないかって思えて。
先日テレビでイタリアにいる石川選手にインタビューをしていて、チームでは「打ち屋」と呼ばれる人がいる練習はなくて全て実践と言っていました。
その方が、崩された時コート内のみんながどうしていくかをいろんなパターンで試せるのでいいなと思いました。
昨年末の天皇杯。試合前の公式練習で、実践に近いことを東レ(男子)がやっていたのを思い出した。みんな同じ練習じゃなくて富松選手はサーブのイメトレを一人でやっていた。直前に確認したいことはそれぞれだよね。