【2015/16V・プレミアリーグ】豊田合成トレフェルサvs堺ブレイザーズ@東山総合体育館
昨日書いた判定の件で、この日もひと悶着あった。
でも、とある選手の振る舞いが会場を和ませ、感動させ、笑わせた。
きっとこれは現地だけでなくニコ生で見ていた人たちも感動させた出来事に違いないと思いタイムシフトで確認してみたら、引きで撮られている分その選手が騒いでいるだけみたいに映っていて(笑)ひっじょーーーーに残念だったので、
しっかり文章で残しておきたいと思いました。
その選手とは
豊田合成トレフェルサ背番号12、高松卓矢選手。
昨日の試合ではボールを追いかけて机に激突、右太ももを真っ赤にしながらも何事もなかったかのようにプレーを続け(いや、しきりにさすっていたけど笑)、ずっと(高音の)声を張り上げてチームを盛り上げ続けた(ニコ生では超音波っていじられてるけど)。
岩手の2日間は、キャラだけじゃない、プレーでもチームを支え盛り上げる通称(?)「たかまつり」の印象が強く残りました。
試合のワンシーン。
豊田合成のスパイクに堺のワンタッチがあったのではないか、
いや、ワンタッチはなくアウトで堺に得点が入るのではないか、
最初の判定は堺へのポイント。対する豊田合成メンバーは全員「なぜ?」というジェスチャーをしていました。それを受けてキャプテンであるセッター内山選手は主審に近づきタッチがあったんじゃないかと言及。ニコ生では一瞬のような気がしましたが、現地では長いことざわっとしていたように感じました。緊張した…。
両チーム1歩も譲らない、審判団も判定しかねている、
不穏な空気が流れ続ける中で
「まあ、いいじゃん、ここは! 切り替えて次いこう!」
と元気な声が体育館に響く。(正確に記憶していなくてすみません。確かこんな感じの内容でした)
最初の判定通り堺の得点でいいから、試合を続行しようという意見を豊田合成の高松選手が叫びます。他のメンバーは最初えっ!?という顔で彼を見ていましたが、主将の古賀選手がニヤッと笑って高松選手にタッチ。仕方ねえなという顔だったのかもしれませんが、きっと会場の誰もがホッとし、そして「お前が言うのか!笑」みたいなツッコミをしたくなったかもしれません。とにかく空気が穏やかなものに変わりました。
選手が1点に込める想いは、短い観戦経験ではありますが感じているつもりです。この相手に点数を渡す行為は味方であるチームメイト・応援している方々の不信感に繋がりかねないと心配しましたが、それでも、この行動にとても感動して、本当にありがとうと思ったんです。
その行動に責任を持ち、とにかくボールを拾いまくる高松選手。そこから得点が生まれていく様子に泣きそうになっていました。すごい。行動できる人、信頼を勝ち取る人、昨日に引き続きヒーローは君だ!と思いました。
…とここまでは高松さん素晴らしい!ワッショイ!なんだけど、そのあとに同じようなシーンになっていの一番に抗議しちゃってました笑。そりゃあ会場のみなさん笑っちゃうよね。肩をすくめて「なんでー!そりゃないよー!」と叫んでて何のコメディなのかなって。せっかくのさっきの感動を返して、いや、これワンセットでいいのかな。
ああ、バレーボールっておもしろい、また見たいなと思わせてくれる豊田合成さんに感謝。
昨年の天皇杯の準決勝、終盤サーブ決まらなかったりともどかしかったでんでんさん。最後に見たのが悔しそうな顔だったので、はじける笑顔が嬉しかった。
今日の勝利で、ファイナル6一番乗りの豊田合成。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) January 10, 2016
あと1点が決まらないもどかしい局面を打開したのは傳田選手の一発だった。
どのセットも安定したプレーをしつつ息を潜めながら、大事な場面で決めた。本日のヒーロー。 pic.twitter.com/LZzLoajihB
本日のヒーローは、最初は古賀選手が選ばれていた。応援ありがとうございますと挨拶した後「今日は傳田でしょう!」とまさかの指名。笑
— shindy_jdi (@shindy_jdi) January 10, 2016
インタビューは傳田選手が照れつつも答えて、サインボールは2人分。お客さんも嬉しい。先輩かっこいい。 pic.twitter.com/uBCtPGliAA