【2015/16V・プレミアリーグ】サントリーサンバーズvs堺ブレイザーズ、豊田合成トレフェルサvsジェイテクトSTINGS@東山総合体育館
えいやっ!と足を運び、自分の目で見てみたい理由。
自分で見たものを一番信じられるという幸せ。
試合開場に行くと、特有の興奮と熱量があり、そこにあふれんばかりの感情が乗っかってしまったりして、それゆえに冷静な判断ができていないとわかっていても!
手軽に知ることのできる情報なら、今はたくさんある。
でもそれだけで完結させるにはあまりにももったいない気がして、気がついたら上履き片手に岩手県一関市まで足を伸ばしていました笑。
今じゃないと!って思った時、なおかつ行ける時(いつだって自由なわけではないから)を、逃しちゃいけないと思ったよ。
温かい年明けを過ごしたので、新幹線の窓から雪が見えて改めて冬なのだなあと気持ちがきりっとなりました。ホームに降り立った瞬間に顔を刺す風の冷たさと、ちらちらと降る雪に出迎えられて冬の東北に到着。
一ノ関駅近くのホテルに荷物を預け(「バレーボール見に来たの?」と早速聞かれてしまった。どうやら今夜はそのお客さんでいっぱいらしい)、いざ会場へ。
【交通関係メモ】
最寄り駅である猊鼻渓(「げいびけい」と読む)駅までは、ポケモントレインに乗りたいと思っていたけれど残念ながら完売。その後の電車は1時間後で、一番早いのは市営バスだよと駅員さんに教えてもらいました。こちらも1時間に1本のペースで、約45分ほどで体育館最寄りのバス停に到着。
▼もう来ないかもしれないけどバスの時刻表
http://www.econoriguide.jp/view_timetable_route.php?route_id=227
▼電車の時刻表もついでに
猊鼻渓駅 時刻表|JR大船渡線 一ノ関方面 土曜|電車 時刻表|駅探
最寄りのバス停から、体育館まではめっちゃえぐい坂を登り、頑張れば10分、ゆっくりなら15分くらいかな。
Vリーグ公式だと徒歩5分って書いてあるけど絶対無理や!笑
東山総合体育館 | バレーボール Vリーグ オフィシャルサイト
ちなみに帰りは一ノ関駅までシャトルバスあり。
使わない場合は猊鼻渓駅まで徒歩30分くらい。
先着100名で500円。第1便は1試合目が終わったら運行、第2便は2試合目が終了して20分後ほどで出発とのこと。素晴らしい、今度はぜひ行きもやってください。なぜなら坂が結構キツイ笑。
交通機関の調整もできず、散歩する余裕もなく笑、まさかの開場1時間前に到着。早いよ!
すでに自由席チケットを持っている人は並んでいましたが、100人もいなかったかなと思います。指定席を買っていたので特にすることもなく笑、物販やらないかなあとうろうろしていたら、看板に試合終了後のシャトルバス券販売の文字が。これ、見つけられて本当に良かった…。
サッカーは開場1時間前に着いてもスタグルやグッズ販売、時には場外イベントなどがあったりして(チームマスコットがうろうろしてたり)あっという間に時間が過ぎるけれど、バレーボールは基本何もないんですね…!もったいない気もしますが、企業スポーツだし、浅い知識じゃなんとも。ただ、せっかくの地方開催ならば何か出店があったりすると楽しいなと思いました。
そんなことを考えていたら選手バスが到着。サントリーが到着した時はぶわーーっとお客さんが移動していって写真を撮っていた。人気すごい。その後に堺のバスも到着。横田選手(だと思う。まだうろ覚え…)がファンが手を振っているのを見てブンブン振り返していたのがかわいかった。
【席メモ】
東山総合体育館はサイド席が主審側1方向のみで、1階は全て指定席で2階は立ち見。反対側は選手ベンチ、関係者席、舞台の上にも席を作っていてこちらも関係者席。試合が終わった選手が座ったりしてました。
チーム応援席はエンドの2階席で、自由席はどのあたりだったのかはよくわからなかった。
2階、1階エンド席は段差がちゃんとあって見やすそうでした。
1階サイド席はパイプ椅子で段差ほぼなし。前後の幅も狭い。
サントリーの試合の時はほぼみんなカメラを構えているので入場する前にお手洗いはすませつつ、試合後にまた行くのがよかろうと思いました。
【試合メモ】
<第1試合>サントリーサンバーズvs堺ブレイザーズ
昨年はサントリーの勝ち試合(という言い方もよくないですが)を見たことがなくて、なかなか勝ち癖がつけられないのかなと勝手に心配していました。堺との対戦もストレート負けしている試合を見ています。堺の好きにやられてしまった印象。
▼2015/11/21 第1Leg@大田区総合体育館
http://www.vleague.or.jp/direct/vleague_dataroom/printb/id=23008
年が明けて、1発目の試合。どのように戦っていくのかが一番気になっていたのはサントリーでした。
まず驚いたのがリベロの鶴田選手がウイングスパイカーとして登場したこと。特にサーブの破壊力に会場中が圧倒されていました。なんといってもサービスエースを1つ決めましたから笑! フル出場ではなかったですがそれでもスパイクも2本決め、サーブレシーブの成功率も高い。昨シーズンのファイナルと今シーズン見てるだけなので知ったような口は聞けないですが、まず「拾えない」のが課題だと思っていたので、マルチタイプな鶴田選手の投入は効果的だなあと。
そして柳田選手のレシーブへのチャレンジ、執念と、思い切りスパイクを打てていたこと。セッターの阿部さんとかなり細かく詰めたんでしょうか。とにかくもう止められない。決定率はWS陣の中で1番高く、ヒーローインタビューも柳田選手でした。
1セット目取れたのが本当に大事で、星谷選手のブロックやクイック、なによりウエーイって全力で喜んで盛り上げることで繋がっていったのかなと。エバンドロ選手の強烈なスパイクがなかなか決まらないのは、昨シーズンすごすぎたせいかもしれない!笑 どこも対策練ってますよね。
心配だったのが、セッターの阿部選手が3セット目途中で負傷してしまったこと。目の前で苦悶する阿部選手、実は選手が怪我するのを見るのは初めてだったのですごくハラハラしました。バレーボールは距離が近いからこそ余計ってのもありますね。2番手セッターである岡本選手が奮闘し、逃げ切るようにストレート勝ち。11月の雪辱を晴らせたのかなと思います。
ただ目の前の1点に、全力になる。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2016, 1月 9
この顔が見たかった。ありがとう。 pic.twitter.com/kKcDnuFHh5
堺は、乗りきれないまま、というかミスが重なって3セット目まで進んでしまった印象。1セット目よかったのでそこで取りたかったね・・・!千々木選手、ペピチ選手の得点が伸び悩んでしまったのが切なかったですが、ゴッツの気合いとみんなで少しずつ積み重ねていく姿は応援したくなりました。また、松岡選手の投入で息を吹き返す場面もありで。松岡選手、初見でしたが、身体が細いのにものすごいバネで、サーブ・スパイク・バックアタックと迫力ありました。これからも注目して見てみたいなと思いました。
バレーボールってリーグ中に3回対戦があるわけで。やったらやり返す、っていう展開が熱い。
▼試合結果
http://www.vleague.or.jp/direct/vleague_dataroom/printb/id=23036
ちょこっと思ったこと。
最後の1点、どちらの判断か難しく、審判の方は辛いですね。
サントリーの得点になり、その判定に納得がいかない石島選手が試合後にする握手をボイコットする場面がありました。1点に全身全霊を込めて戦う選手たちにとって、悔しさと憤りがスポーツマンシップ精神をぶん投げてしまう時もあるのだよなあと。良い悪いを明言するには自分は選手たちの気持ちや状況を知らなすぎる。
バレーボールは、近い距離で見るぶん、コートに集中して見るぶん、そしてプレー中以外は音がほとんどしないのもあって、判定への異議の時間はなんとも不安な気持ちになるというか。やりすごすこともできず、決してよい気持ちにはなれない時間だなと思いました。ワールドカップでは「チャレンジシステム」というものが導入されていますが、リーグ戦では人の目視のみ。審判だけを悪者にもしたくないし、好きな選手が抗議している姿や納得出来ないという気持ちでプレーしているのを見るのも切ないなあと思うわけです。
<第2試合>豊田合成トレフェルサvsジェイテクトSTINGS
度肝を抜かれたのは初見であるジェイテクトの古田選手。サーブもいいし、バックアタックすごかった。サーブは豊田合成の高松選手を結構狙っていて、取れなかった時の高松選手の悔しそうな顔といったら。気になってあとで調べたら同い年&ユニバーシアードで一緒だったらしく。
2. 柴小屋康行 WS NEC
4. 相澤寿 MB 東レ
5. 鈴木悠二 WS 東レ
6. 岡本祥吾 S サントリー
7. 内藤和也 MB 中央大
8. 高松卓矢 WS 日体大
9. 古田史郎 WS 法政大
11. 千々木駿介 WS 中央大
12. 安永拓弥 MB 東海大
▼引用させていただきました
ばれにゅ☆どっとねっと: 第25回ユニバーシアード競技大会(2009/ベオグラード) バレーボール競技について/JVA
▼当時のレポート
第21回アジア太平洋カップ福岡国際 初日 | Road to ... somewhere | スポーツナビ+
▼菅さんの笑顔が良かったので
調べるとさらに試合が面白くなる。次の日はジェイテクトとサントリーなので、古田選手と岡本選手がまたバチバチするのかなと!
昨年見た静岡大会での豊田合成vsサントリーの高松選手と岡本選手も注目して見ていれば良かった…!
ジェイテクトは初見。古田選手が良くて、サーブで直接高松選手狙ってるなーって思ったら、同い年でユニバーシアードに選ばれてるチームメイト。そりゃ高松選手も悔しそうな顔をするわけだ。熱すぎる。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2016, 1月 9
明日の対戦相手サントリーでは、岡本選手と松崎選手がユニバ組。燃えるね。
結果としては3-1という結果だったけど、ジェイテクトは強いチームだと思いました。しっかり繋げられるしミスも少ない。チームとして完成されているなと。細くて小さいなと思っていた浅野選手のサーブがすごかったし、カジースキ選手のレシーブのうまさや攻撃の緩急の付け方、もっと粘れそうな展開でした。
忘れないようにめも。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2016, 1月 10
昨日初めて足で繋げるバレーボールを目撃。イゴール選手ほんと柔軟だなー。天皇杯では内山選手もやろうとしてたし、豊田合成は足での練習もしてるんだろうか笑。
個人的には豊田合成の高松選手に気持ちを持っていかれちゃいまして。
豊田合成の高松選手を好きにならずにはいられない。
— shindy_jdi (@shindy_jdi) 2016, 1月 9
サーブ、レシーブ、スパイクがスペシャル、コートでもベンチでも誰よりも声を出し(高音なので初めて聞くとびっくりする)、机に突っ込み太もも真っ赤、本日のヒーロー。いつだってヒーロー。 pic.twitter.com/N1hXq6rftq
▼試合結果
http://www.vleague.or.jp/direct/vleague_dataroom/printb/id=23037
地酒、地ビールを呑みながら、ホテルでのんびりと感想を書いています。
明日は早めに起きて体育館に行く途中の神社に寄ってみよう。