towelmuffler

写真とか、大事なこととか。忘れないようにするためのブログです。

【2013 Jユースカップ】 vs横浜F・マリノスユース@マリノスタウンBピッチ

2013Jユースカップの予選最終戦。

台風27号もなんとかそれて、無事開催される運びとなりました。横浜の空はまだどんより。風も冷たくてすっかり冬のような気候でした。

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応援席は2島ありましたがどちらもぎっしり埋まり、アウェイだけど心強く感じました!
ピッチ練習前に、選手が挨拶にきてくれました。

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GK練習。コーチの本気すぎるシュートに必死で食らいつく原と永和(とわ)。原がちょいちょい声かけしてて、先輩らしさが。

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ベンチ外でサポートをがんばっていた1年の丸山。いい選手なんですよね。私の見た試合ではSB起用でしたが、あの献身的なプレーはまさに山雅って感じですごく好きです。試合出たかっただろうなあと思うけど、こうやって積極的にサポートにまわっている姿を見て早くも目が熱くなってしまうのでした。

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スタメンとサブの一覧。hossyさん親子が作ってくれました!クラ選ではあすかパパさんが作ってくれてとても革命的だった・・・。なにせ試合ごとに背番号変わるので、とても重宝しましたよ!

今年は10番が毎回違う。湘南戦では小松、京都戦では晟弥(せいや)、そして今回は佳汰。京都戦、途中出場ながらすごくよかったもんなあ。小山、渋木は初登場。塩野崎復活。

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 帯同メンバー全員で円陣

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 15:00キックオフ。

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-----(多分こんなかんじ)-----

   11塩原    9高橋(せいや)

10高橋(佳汰)                8伴 

            5中村 7池上      

 6山寺 3古市(C) 4林 2篠原

         原

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マリノスユースはベストメンバーだったと思います。(後で調べてみたら今年のクラ選決勝のメンバーとほぼ同じでした。)FW深澤の早さとテクニシャンぷりにぬおおおおお。そしてSB福田の駆け上がりハンパない・・・。

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両サイドからの攻撃に幾度となくヒヤリとしましたが、山雅はGK原をはじめ、最終ラインが落ち着いていて、特に古市は全体が良く見えていたように思えました。SBの篠原、山寺の献身的な守備はずっと光っていました。なんというか、「(篠原)貫太ー!」とみんなで叫んだらヒーローみたいに相手に追い付いて見せて、はじいてくれるという・・・そんなシーンが何度もあって。今年のクラ選、富山戦で出場できなくて悔し涙を流していた姿はもうなくて、ひたすら頼もしかった。

山寺→佳汰の連動性だったり、前線での健の守備であったり、晟弥の果敢なチャレンジであったり、もう見所満載だったのです。特に10を背負った佳汰の気迫はすごかった。攻撃は最大の防御といいますが、まさに。

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一番好きな写真。熱すぎるマリノスキャプテンの早坂と中村のマッチアップ。中村、池上が必ずいい場所にいて、高い位置で良い守備ができていたと思います。

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あと、見とれすぎて&興奮しすぎてシャッターを切り損ねたのですが。深澤が見惚れるほどの足元のうまさとスピードで右サイドを切り崩しにかかった時に、池上が冷静に対応するというシーンを目の前で見せ付けられて腰が砕けるかと・・・ガミさんまじかっこよすぎる・・・

集中を切らさないまま、前半を0-0で折り返します。虹が出た。

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後半。小松IN、塩原OUT。

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尾身(U-18日本代表候補)の迫力たるや。

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開始2分でセットプレーからの失点。湘南戦、京都戦でメンタル面で心配をしていたのだけど、今回に限っては気持ちが折れなかった。集中も途切れなかった。

その後成瀬、渋木IN。山寺、篠原OUT。渋木は怪我明け。8月の東京VユースとのTMでキーマンだったので嬉しい。後半は左サイドから何度も仕掛けられたが、伴・成瀬が踏ん張ってくれた。

後半のキーマンは、個人的には伴だった。前半も良く走っていたが、それ以上のギアが入っていた。ここまで守備に走り、攻撃に奮起した姿を見せられて燃えないわけがない。

尾身と伴のマッチアップ。興奮した。ラインぎりぎりまでふんばったが、マリノスボールになってしまった。悔しがりながら、また全速力で駆けていく。お前のスタミナは無尽蔵か!

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蓮が倒された時、FKになるとおもったのになあ。なかなか蓮にボールが回ってこなかった印象。厳しいマークだった。

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63分、宮本IN、佳汰OUT。

交代の番号ボードが掲げられてついにアウトか、と思ってから再度佳汰のエンジンがかかった。10番を託されたのはきっとそういうところだ。そこから10分くらい交代できる雰囲気ではなくて試合がずっと動き続けていた。

猛攻を耐えてカウンターを仕掛けるもなかなかいい形でシュートをさせてもらえない。思い切った中村のミドルも良かったが枠の外。

82分、塩野崎IN、高橋(せいや)OUT。晟弥が一番、得点の匂いがした。斜めにぐんっと駆け上がる姿に何度も湧いた。交代枠すべて使い切り、まず1点をもぎとるために応援席も熱を帯びる。「バモバモス山雅」をひたすら歌い続ける応援席。ひたすら夢中だった。1点は遠くないのだと思った。

-----(興奮しすぎてちゃんと覚えていない)-----

     8伴   14小松

17宮本                15塩野崎

            5中村 7池上      

16渋木 3古市(C) 4林 18成瀬

         原

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そして試合終了。1-0。

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こんなに胸がいっぱいになる試合は初めてでした。

正直、もっとこてんぱんにされちゃうのかと思ってたの。ごめん。彼らは想像の遥か上を駆け上っていった。大人はだめね、「クラ選王者のマリノスと対戦して良い経験になった」という気持ちで傷つかないようにしていたけど・・・。同じ高校生同士、サッカーでぶつかって、山雅らしいサッカーでぶつかって、負けた。それを受け止めることができるくらい、いやむしろ誇らしいくらい、良い試合だった。

私たちはずっと拍手をしていた。そしていざ選手たちがこちらに向かって歩いてくる時、涙がこらえられなかった…もっと見たい、もっともっと、と思った。今年はリーグ戦やTM、そしてクラ選、Jユースカップと今までで一番多く試合を見ることのできた1年だった。試合に出られなかった選手も含めて、ほとんど全員のプレーを見ることができた。だからこそ、色んなシーンが思い浮かんで、浮かんで、。

 

最後に、みんなで3年生へコールを送りました。塚本!北野!大倭!

唯一帯同していた大倭が応援席に向かってペコリと。嬉しかった。

そして臼井コーチが「1年間、応援してくださってありがとうございます」と。じわっと沁みて、温かかった。その言葉が、表情が。

勝手に見てるだけだったけど、つい声を出して応援したくなるチームで、あったかさというか繋がる喜びというか、そういうものがそこにあって、好きになってしまっていたなあ。くそう、人たらしめ。

2013年の公式戦がこれで終わって、また来年度のリーグ戦に向かって準備となっていくのかな。来年はもう少しリーグ戦を見たいな。

まだまだ、環境面でも足りないことが多いし、リーグ戦も試合数は決して多くない。気候も厳しい。でも、ここから始めるなら、燃えるなら、きっとそう遠くない未来に高校サッカーより山雅ユースでやってみたいって子が増えると思う。何より、山雅でサッカーをしてもっともっとサッカーを好きになれるといいな。

 

山雅の未来は、今ピッチを駆け抜けている彼らが作っている。

是非、彼らの今を見てほしいと思います。

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■試合結果

http://www.yamaga-fc.com/result/2013/10/26/1382779414922.html

■岸野さんコラム

岸野靖之ユース監督コラム「情熱は足りているか」6 | 松本平タウン情報WEB

■おまけ。決勝トーナメントはこうなるようだ。